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2021年2月22日 (月)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 最終戦アブダビ決勝レポート (根本悠生)

50961721677_b3d65d8c84_k 2021年2月21日
チーム:Garage59
89号車 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
予選:3位 決勝:10位

 2月20日、2021年シーズンのアジアン・ル・マンシリーズの最終戦となる第4戦決勝レース(4時間)が、現地時間16時10分(日本時間21時10分)からアラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われました。
 天候は曇り。気温26度、湿度51%、風速13km/hというコンディションのなか、予選で3番グリッドを獲得したGarage59 89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、エースドライバーのキルホファーが第1スティントを担当しました。
 キルホファー1周目に2台のライバルをかわし、トップに浮上。2周目から2分10秒台刻む89号車は4台のLMP3マシンの隊列を率いて、GTクラス2番手の55号車フェラーリとのギャップを確実に広げにかかりました。
 4周目には自己ベストの2分09秒538を記録し、磐石かと思われた89号車でしたが、クラス2番手とのギャップを2秒以上広げたところで、下位を走るGTクラスのアクシデントのより6周目にセーフティカー(SC)が導入されました。第3戦に続いてまたしても、キルホファーが心血を注いで築いたギャップが消えてしまう形に。
 9周目にSCが解除されてからは、失ったライバルとのギャップを今一度築くべく、キルホファーは猛烈なプッシュをみせます。しかし、13周目にフェラーリを走らせるAFコルセの同士討ちが原因で2度目のSCが導入されることに。2番手とのギャップを6秒以上広げていたにも関わらず、またもやギャップが消え、更なるギャップを築くチャンスまでもが消えてしまいます。
 トップ快走から逆境に立たされたGarage59はここで作戦変更を決断。SC中の17周目、ピットレーンオープンと同時にピットに入り、ジェントルマンドライバーのベンハムにドライバー交代を実施。
 25周目、SC解除となると、背後から迫るプロドライバーの追い上げでベンハムは3番手にポジションダウン。ジェントルマンドライバーがスタートを務めたチームが第2スティントからプロドライバーを投入し、追い上げをみせる展開となり、89号車は再び厳しい戦いを強いられることになりました。

 ベンハムはLMP3マシンを先行させる周回に4秒を失うこともありましたが、優勝への望みを繋ぐために、自身のベストである2分13秒~14秒台のペースで好走をみせます。
 しかし、31周目にFCYが導入され戦局は一変します。これまでの2回のSC、そして1回のFCYの間に続々とライバル勢はピットを済ませていました。アジアン・ル・マンシリーズではピットインの際、3回までは最低停車時間が1分50秒とレギュレーションで決められていますが、4回目以降は最低停車時間の定めがありません。
 その点を突いたライバル陣営はこのFCY中に3回目のピットストップを終え、4回目以降のピットストップで給油のみのスプラッシュを行っても大きなマージンを得られる状態となっていたのです。
 給油のみであれば37秒~50秒の停車時間で済むことから、SC導入中に1回目のピットストップしか行わなかった89号車とは2分近いギャップが生まれてしまうことに。
 ベンハムが乗る89号車は、先述の通りFCY中もコースに留まり4番手を走行。ジェントルマンドライバーの最低乗車時間の55分を超え、そろそろ2回目のピットインというタイミングで6コーナーでLMP2マシンの追突を受けてスピン、その結果マシンに僅かなダメージを受けましたが5番手で43周目、第3スティントを担当する根本悠生に繋ぎました。
 43周目にコースインした根本は2分10秒~11秒のペースで30周を走行。欧州GTレースを中心に活動する著名なベテランドライバーたち
と終盤接近戦を繰り広げました。終盤トラフィックの影響でペースを落とすこともありましたが、チームから求められた仕事を完璧にこなし、6番手で73周目にピットイン。最終スティントを担当するキルホファーにドライバー交代を行いました。
 11番手でコースに復帰したキルホファーは2分10秒~11秒のペースで走行を続けますが、SC&FCY中に3度のピットストップを終え、2分近く先行するライバル勢とのギャップを縮めることは難しく、トップの57号車から1周遅れとなる104周に10位でチェッカーを受けました。
 キルホファーと根本のレースペースはライバルに劣るものではなく、また第3戦でレースペースに苦しんでいたベンハムもペースアップに成功するなど、第4戦はドライバー陣全員が好走をみせていただけに、大変悔しい結果となりました。

 この最終戦をもって2021年シーズンのアジアン・ル・マンシリーズは終了しましたが、根本悠生の2021年シーズンは始まったばかりです。2021年シーズンの更なる挑戦につきましては、後日発表させていただきます。
 今後とも皆様の応援とご支援を支えに、挑戦を続けて参ります。引き続き、根本悠生の活躍にご期待いただければ幸いです。

■根本悠生 コメント
「マーヴィンがまた素晴らしいスタートを見せてくれました。LMP3車両を何台も抜き、2番手の選手に対してLMP3をある種“防御盾”として使うという素晴らしい戦い方でした。しかし何度目か分かりませんが、調子が良いように見える時に限ってSCやFCYが出るというのがこのアジアン・ル・マンでの流れ。今回は今シーズン最長となる30分以上のSCが出ることとなり、このSC中に規定ピットストップを済ませたかどうかが戦略の違い、そして大きな差となってしまいました」
「我々は持てるすべてのペースを引き出し、他車と比較しても遜色ないペースで走行することができていました。自分のスティントでは終盤に酷いトラフィックに巻き込まれてしまいペースを落としてしまいましたが、そこまでのペースや処理、オーバーテイクはとても良かったものだったと思います」
「今シーズンは通常とは異なる形での開催とはなりましたが、この歴史あるGarage59というチームの一員として戦い抜くことができて非常に良かったです。ただ一緒に戦うだけでなく、週末へのアプローチの仕方から取り組み方、仕事の流れなど全てがこれまでと異なり、一日一日が常に学びの連続で大きく成長できたと実感したシーズンでした。またアストン・マーチン・レーシングにも常に手厚いサポートをしてくれたことに感謝しております」
「アジアン・ル・マン・シリーズへの参戦にあたってサポート下さいましたinCELL Garage様、NEXTY Electronics様を始めとするスポンサー様、そして画面を通して応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました。今後の根本悠生の挑戦にも是非ご注目下さい。2週間という短いシーズンでしたが、最高に楽しかったです。ありがとうございました!」

Borderlessプレスリリース

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