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2021年2月20日 (土)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 第3戦アブダビ 決勝レポート (根本悠生)

50958426946_a23e073cb2_o 2021年2月20日
チーム:Garage59
89号車 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
予選:7位 決勝:9位

 2月19日、2021年シーズンのアジアン・ル・マンシリーズの第3戦の4時間の決勝レースが、現地時間16時00分(日本時間21時00分)からアラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われました。
 天候は晴れ。気温24度、湿度69%、風速26km/hというコンディションのなか、7番グリッドスタートのGarage59 89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、プロドライバーのキルホファーがスタートを担当。
 大混戦となったスタートではライバルの40号車ポルシェをかわし89号車は6番手に浮上、その後の混乱をすり抜けて2番手に浮上したところで、LMP3クラスのマシンがホームストレート上でストップ。この車両の撤去のため、1周目の終盤からセーフティカー(SC)が導入されました。
 セーフティカーは3周目終わりで解除され、レースは再スタート。2番手の89号車はトップを走るチームメイトの88号車を追う展開に。そんななか、またもLMP3クラスのアクシデントで2度目のセーフティカーが導入されました。
 プロドライバーのキルホファーと根本がリードを築き、ジェントルマンのベンハムに繋ぐ作戦を立てていた89号車にとって、2度のSC導入は不運としか言いようがない厳しい状況となりましたが、9周目のリスタートからキルホファーは2分10秒台のハードプッシュを続けます。
 第1スティントの勢いは2番手の89号車にあり、トップの88号車に前を塞がれるかたちで周回が続きました。背後を狙い続けた25周目、LMP2の首位争いを先行させたところで88号車とのギャップが縮まり、バックストレートでオーバーテイクに成功。89号車は首位に浮上します。
 89号車は首位のまま29周目に最初のピットインを敢行、第2スティントは根本悠生が搭乗しました。

大混雑の集団のなかでコース復帰した根本は終始2分10秒~11秒のペースで走行を続け、ライバル勢が1回目のピットを終えた時点でトップを守りきり、2番手に続く88号車のバレンティン・ハッセ-クロ(アストンマーティン・ジュニアドライバー)を0.2秒づつ引き離しにかかります。
 根本は徹底したペースコントロールで首位を守りきり、59周目終わりにピットイン。続く第3スティントはジェントルマンドライバーのベンハムが搭乗しました。
 しかし、ここから89号車の戦いは厳しいものとなります。ベンハムのタイムが想定よりも上がらず、2分14秒~17秒で23周を走行。トップとのギャップが大きく開いたなか、3位で交代のタイミングを迎えます。
 ここで89号車に不運が降りかかります。交代まであと2周という82周目に2度目のFCYが導入されました。
 ライバル勢がFCY中に最後のドライバー交代を終えるなか、89号車はベンハムの搭乗時間がレギュレーションで定められた55分に僅かに足らず、その周にピットに入ることができませんでした。
 そのため、翌83周にピットに入ることになりましたが、ピットに到達するまでにFCYが解除されてしまいます。
 FCY中にピットに入ることができなかった89号車はで上位勢との間に1分以上のギャップが生まれてしまい、ポジションを大きく下げてしまうことに。
 最終スティントはスタートを務めたキルホファーが再び搭乗。11番手でコースに復帰したキルホファーは残り時間41分という僅かななかでトップとの2分というギャップと戦うこととなりました。
 自己ベストとなる2分09秒600を筆頭に2分9秒~10秒台前半というハイペースで果敢に前方を追いますが、上位復帰まで及ばず9位でチェッカーを受けることとなりました。
 一時は優勝の可能性も見えただけに、SC、FCYの導入タイミングに翻弄されることとなった第3戦は大変悔しい結果となりましたが、2月20日(土)、現地時間16時10分(日本時間21時10分)より同じくヤス・マリーナ・サーキットで、2021年アジアン・ル・マンシリーズの最終戦となる第4戦が開催されます。
 3番グリッドと、今季最上位グリッドからスタートを迎える89号車と根本悠生に引き続き、ご期待いただけますと幸いです。

■根本悠生 コメント
「週末の流れを上手く切り替えたかと思われた矢先の不運に見舞われた、そんなレースとなってしまいました。スタートを担当したマーヴィンが素晴らしいアタックで2位に躍り出ると、兄弟車の88号車と共にリードを広げる展開に持ち込むことができました」
「しかしそれをセーフティーカーが、それも2度も水の泡にしてしまうという不運な展開に。兄弟車をドライブしていたのはAMRのファクトリードライバーだったということもあり、LMP2を上手く使ってオーバーテイクを仕掛けたのはとてもインプレッシブでした」
「トップでクルマを引き受けた後はタイヤを傷めないように気をつけつつ、ひたすら逃げる展開を作るためにプッシュしました。数周後にピットに入った88号車が目の前でピットアウトしてきた時はやられたと思いましたが、なんとかフェアにオーバーテイクすることができ、再びトップに立つことができました」
「その後はスーパー耐久で培ってきたトラフィックの処理が活きたのか、周回遅れのクルマやピットアウトしてきたばかりの車両、さらにはクラス違いのLMP3まで5~6台をオーバーテイクすることができました。スティント全体を通して一貫した良い走りを魅せることができ、フィールド内でも最速タイムを数多く記録できたのは、明日の最終戦に向けて良い自信となりました」
「レース後半は主にFCYによる不運があり順位を落とすこととなってしまいましたが、ペースだけを見れば非常に強力なレースをすることができたと思いますし、トラブル多発により失った走行時間を考えると、エンジニアやメカニック含めチーム全体として非常に良い仕事をしたのではないかなと思います」
「明日は早くも最終戦となりますが、悔いの無いよう全力でプッシュし、表彰台獲得に向けてチーム一丸となって頑張ります。引き続き応援宜しくお願い致します」

Borderless プレスリリース

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