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2021年12月

2021年12月29日 (水)

DAKAR:TOYOTA GAZOO Racing、万全の準備でダカールラリー2022に挑む

GRダカールハイラックスT1+ (C)Toyota Motorsports 拡大します

ダカールラリー2022 プレビュー
2021.12.27(月)- 18:00配信

TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)は、昨年に引き続き、サウジアラビアを舞台に2022年1月1日から1月14日まで行われるダカールラリー2022に、4台の新型GRダカールハイラックスT1+で参戦します。世界でも最も過酷な自動車レースのひとつであるダカールラリーは、2022年、新たに設けられたFIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)の第1戦として開催されます。チームは、厳しい環境で競い、クルマを鍛え続けることで、トヨタが目指すもっといいクルマづくりをさらに進めていきます。

チームは、2019年ダカールラリーチャンピオンであるナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組を筆頭に、ベテランのジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組と共に、2019年以来となる総合優勝を目指します。昨年初出場した同大会ではステージ5でリタイアとなるも力強い走りを見せたヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組は、現在、南アフリカ・クロスカントリー選手権3連覇中で、今大会での更なる成長に期待がかかります。この3組に加え、シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン組を加えた4台体制でTGRはダカールラリー2022に挑みます。

アル-アティヤ/ボーメル組はハイル・インターナショナル・ラリーで勝利を挙げたばかりで、この勝利により、彼らは2021年FIA世界クロスカントリーラリー・ワールドカップ(6戦中4勝)でチャンピオンを獲得しており、次なる目標はもちろんダカールラリーでの勝利です。

2021年シーズンのワールドカップでの勝利は、旧仕様のハイラックスによるものでしたが、チームは来るダカールラリー2022に向け、全く新しいGRダカールハイラックスT1+を開発しました。今回のダカールラリー2022は、この新型車両にとって初の国際イベントとなります。新型GRダカールハイラックスT1+は、発表されて間もないランドクルーザー300のV6ガソリン・ツインターボエンジンを搭載し、これまでよりも大径のホイールと、シングルショックアブソーバーにより伸びたストローク、そして、さらに力強い外観に生まれ変わりました。

新型車両は既に多くのテストをこなしており、アフリカ・カラハリ砂漠での最終セッションでは新たなダンパーセットアップによる車体の安定など、ダカールラリー2022向け車両セットアップの確認も行いました。またチームの施設で行ったテストにより車両の理解を深め、開発は大きく前進しました。アル-アティヤとド・ヴィリエールの両ドライバーはレース直前の最後の数週間、新型車両でのセットアップの最終微調整を行い、ハンドリングとスピードを両立した良いバランスに自信を深めています。

ダカールラリー2022は世界一過酷な自動車レースというだけでなく、今年から新たに設けられたFIA世界ラリーレイド選手権(W2RC)の開幕戦という一面も担っています。アル-アティヤ/ボーメル組は新たなGRダカールハイラックスT1+という相棒と、この新シーズンの選手権を戦っていきます。初代W2RCのマニュファクチャラー及びドライバー、コ・ドライバー選手権のタイトル獲得へ向けて、ダカールラリーは極めて重要な位置づけの一戦となります。

ダカールラリー2022は、1月1日にジェッダ市内からハイルへ向かうリエゾンでスタートが切られます。815kmのロードセクションを走破した後、各チームは19kmの短いタイムセクションに挑み、この結果によりステージ1のスタート順位が決定されます。

その後、ラリールートはサウジアラビア国内を時計回りに進み、アル・アルタウィヤとアル・カイスマを経て首都リヤドへ。その後の2日間はリヤドをスタートしてリヤドへと戻るコースで行われ、1月8日にリヤドでの伝統的な休息日を迎えた後、レースはアル・ダワディミ、ワディ・アド・ダワシールとビシャを経て、1月14日にジェッダでゴールを迎えます。

201号車
ナッサー・アル-アティヤ(ドライバー)/マシュー・ボーメル(コ・ドライバー)
207号車
ジニエル・ド・ヴィリエール(ドライバー)/デニス・マーフィ(コ・ドライバー)
225号車
ヘンク・ラテガン(ドライバー)/ブレット・カミングス(コ・ドライバー)
233号車
シャミア・ヴァリアワ(ドライバー)/ダニー・スタッセン(コ・ドライバー)
チーム代表 グリン・ホール:
来るダカールへ向けて、チームの準備は完璧に整いました。本番で新型GRダカールハイラックスT1+の力を試すのが楽しみです。新型車両は全てが全く新しいレベルに達しているという自信があります。とは言え、ラリーのスタートフラッグが振られるまでは真の実力は分かりません。ハイルに向かうのが待ちきれません。

ナッサー・アル-アティヤ:
2021年のワールドカップを制し、TGRと共に3度目のタイトルを勝ち取ることが出来たことを本当に誇りに思います。2021年は出場した全レースで勝つことができ、ハイラックスは信じられないほどの信頼性と素晴らしい速さを示してくれましたが、新型車は間違いなくさらにそれよりも良くなっています。ダカールラリー2022では、表彰台の中央を目指しスタートからアタックするつもりです。

ジニエル・ド・ヴィリエール:
ここ数年のダカールでは、とにかくパンクに悩まされてきたので、新型GRダカールハイラックスT1+ではラリーの全ステージでアタックできることを期待しています。新型車と新しいエンジンはパワフルな組み合わせで、間違いなく上位争いができるでしょう。

ヘンク・ラテガン:
ダカールラリー2022は、私の真の実力を見せるチャンスだと思っています。ブレットと私はダカールラリー2021で速さを見せることはできましたが、それはステージ5で早くも終えることになってしまいました。それだけに、来るダカールラリー2022でどんな活躍を見せられるかワクワクしています。

シャミア・ヴァリアワ:
2021年は私にとって初のダカール完走でしたが、2022年はもっと良い結果を出せる自信があります。今大会ではただ完走を目指すだけでなく、世界一過酷な自動車レースで私がどこまでやれるのかを示したいと思っています。新型GRダカールハイラックスT1+は最高に素晴らしい車両ですので、あとはコンビを組むダニー・スタッセンと私がどれだけやれるかです。

トヨタモータースポーツニュース

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2021年12月25日 (土)

DAKAR:2022年ダカールラリー スケジュール

061ad-1 (C)A.S.O

STAGE DATE START AND FINISH RACE DISTANCE / Total | Special
STAGE 1A 01月01日 Jeddah > Hail 834 km | 19 km
STAGE 1B 01月02日 Ha’il > Hail 546 km | 334 km
STAGE 2 01月03日 Ha’il > Al Artawiyah 585 km | 339 km
STAGE 3 01月04日 Al Artawiyah > Al Qaysumah 554 km | 368 km
STAGE 4 01月05日 Al Qaisumah > Riyadh 707 km | 465 km
STAGE 5 01月06日 Riyadh > Riyadh 563 km | 348 km
STAGE 6 01月07日 Riyadh > Riyadh 635 km | 421 km
REST 01月08日 Riyadh  
STAGE 7 01月09日 Riyadh > Al Dawadimi 700 km | 401 km
STAGE 8 01月10日 Al Dawadimi > Wadi Ad Dawasir 828 km | 394 km
STAGE 9 01月11日 Wadi Ad Dawasir > Wadi Ad Dawasir 490 km | 287 km
STAGE 10 01月12日 Wadi Ad Dawasir > Bisha 757 km | 374 km
STAGE 11 01月13日 Bisha > Bisha 500 km | 345 km
STAGE 12 01月14日 Bisha > Jeddah 676 km | 163 km

 

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2021年12月13日 (月)

F2:Rd.8ヤスマリーナ 第3レース結果

Oscar PIASTRI ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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2021年12月12日 (日)

F2:Rd.8ヤスマリーナ 第2レース結果

Guanyu Zhou ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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2021年12月11日 (土)

F2:Rd.8ヤスマリーナ 第1レース結果

■オスカー・ピアストリのチャンピオンが決定

Oscar PIASTRI ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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F2:Rd.8ヤスマリーナ 予選結果

Oscar PIASTRI ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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2021年12月 7日 (火)

WEC:TOYOTA GAZOO Racing FIA世界耐久選手権(WEC)2022年シーズン参戦体制発表

(C)TOYOTA GAZO Racing 拡大します

2021.12.06(月)- 15:00配信

 TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)は2022年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)に、新たなドライバーラインナップとマネジメント体制による、さらに強化された参戦体制で臨みます。

 TGRはドライバーファーストで、家庭的なチームづくりを最優先にチーム体制の改善を進めています。このプロセスを加速するために、新たに小林可夢偉と中嶋一貴がチームマネジメントに参加し、WECのプロジェクトの「もっといいクルマづくり」への貢献度を高めていきます。

 小林は、これまで通りドライバーとしてGR010 HYBRIDでレースに出場するのと並行して、TGR WECチームのチーム代表という新たな任につきます。2度のWECチャンピオンに輝き、今年のル・マン24時間レースを制した小林は、ドライバーの視点を活かしてチームを牽引し、ハイパーカー時代のチーム強化に注力していきます。

 中嶋はドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)の副会長に就任します。中嶋はTGR-Eでチーム及びドライバーのマネジメントの責を担うとともに、WECにおけるドライバーに焦点を当てた組織づくりを進めていきます。

 小林と中嶋、共に2003年にフォーミュラ・トヨタで4輪レースキャリアを開始して以来、トヨタのモータースポーツの一員として戦ってきたこの2人は、次の役割として、ハイパーカークラスで複数のマニュファクチャラーが競い合うこととなる2023年へ向けた、TGRの新たな挑戦への準備を進めていくことになります。

 小林は2022年シーズンもこれまで通りドライバーとして、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスとのトリオでGR010 HYBRID 7号車のステアリングを握り、ドライバーズタイトルの防衛とル・マン24時間レース連覇に挑みます。

 GR010 HYBRID 8号車はセバスチャン・ブエミとブレンドン・ハートレーが引き続きドライバーを務めますが、2022年シーズンは新たなチームメイトとして、平川亮を迎えます。2017年のSUPER GTチャンピオンを獲得するなど日本国内のレースで輝かしい活躍を見せている期待の若手である平川は、既にGR010 HYBRIDのテストに参加しており、中嶋一貴に代わって8号車のドライバーとなります。

 TGR WECのマネジメントチームは、2022年1月1日付で新たな体制に移ります。これにあわせて、TGR World Rally Team(WRT)でプロジェクト・ディレクターを務めている春名雄一郎が、WECチームでも同様にプロジェクト・ディレクターの任につきます。

小林可夢偉:
 私を信頼してこの様な重責を任せてくれた豊田社長、佐藤プレジデント、TOYOTA GAZOO Racingに感謝します。大きなチャレンジであると共に、大きなチャンスでもあるこの新たな役割を成功させるために全力を尽くすつもりです。世界選手権をドライバーとしてだけでなく、チーム代表としても戦うことを楽しみにしています。この新たな仕事に、私のレースドライバーとしての全ての経験を活かしていくつもりですし、とても良く知っている素晴らしいチームが私のミッションに協力してくれるでしょう。多くの新しいマニュファクチャラーが戦いに加わってくるWECのハイパーカー新時代に向けて、我々TOYOTA GAZOO Racingも新たな挑戦へ向けての変革と準備を進めています。今回の新たなチーム体制への変更は、我々が油断することなく新たな戦いに挑むために重要なステップです。一貴がチームに留まってくれることをとても嬉しく思いますし、彼のドライバーとしての視点は間違いなくTGR-Eのマネジメントを強化してくれるはずです。彼と共に「もっといいクルマづくり」を進めていくのが楽しみです。そして耐久レースにおける新世代ドライバーとして亮が加わってくれることを歓迎します。彼はチームや仲間のドライバーのサポートを受けながら、必ずWECで大きな成功を収めてくれるでしょう。

中嶋一貴:
 私にとって家族のような存在であるWECチームの仲間と、これからもTOYOTA GAZOO Racingの一員として一緒にやっていくことになるのを嬉しく思います。TGR-Eでの新たな私の役割に順応していく必要はありますが、ドイツ・ケルンの多くの仲間とは既にいい関係を築いているので、これから始まることを楽しみにしています。WECはTGR-Eが関わっている多くのエキサイティングなプロジェクトの中のひとつですが、全てのプロジェクトが目指しているのは「もっといいクルマづくり」です。これらのプロジェクトに貢献し、TGR-EとWECプロジェクトを強化するために、全力を尽くすつもりです。大きな責任のある仕事を任されることになりますが、このポジションを用意してくれた豊田社長、佐藤プレジデント、そしてTOYOTA GAZOO Racingに本当に感謝しています。レーシングドライバーとして20年近く活動してきた、私のモータースポーツにおける経験や知識を活かすことができる新たな仕事が本当に楽しみです。

平川亮:
 TOYOTA GAZOO Racing WECチームの一員、それもセバスチャンとブレンドンと共に8号車のドライバーになると決まって、ドキドキしています。私自身は既にGR010 HYBRIDを3回テストしていますが、そのたびにクルマの理解を深めています。学ぶべきことはまだたくさんありますし、もっと、さらに自分自身を鍛えられると思っているので、プレシーズンテストが始まるのが楽しみです。ル・マン24時間レースは私のレースキャリアにおいても大きな目標であり、既に2度LMP2クラスで参戦していますが、ハイパーカーで、あのサルト・サーキットを走り、優勝を目指して戦うことが待ち遠しいです。私を信頼し、支援してくれたトヨタ、またTOYOTA GAZOO Racingの皆様に感謝いたします。耐久レース界のレジェンドドライバーである一貴さんに代わる、このチャンスを本当に光栄に思います。

平川亮
出生1994年3月7日 広島生まれ現在住地広島県身長177cm体重66kg
主なレース経歴
2008全日本ジュニアカート選手権 チャンピオン2009全日本カート選手権 2位2010フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン シリーズ6位
スーパーFJジャパン シリーズチャンピオン
スーパーFJ岡山シリーズ チャンピオン2011フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン シリーズ2位(1勝)
フォーミュラ3西日本シリーズ シリーズチャンピオン2012全日本F3選手権 シリーズチャンピオン(7勝)
マカオグランプリ リタイア
ポルシェ・カレラカップ・ジャパン シリーズチャンピオン(7勝)
フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン シリーズ2位(5勝)2013スーパーフォーミュラ(チーム・ル・マン)シリーズ11位
インタープロトシリーズ チャンピオン(2勝)2014スーパーフォーミュラ(チーム・ル・マン)シリーズ8位
SUPER GT(TOM’S) シリーズ11位
スーパー耐久 ST1クラス シリーズチャンピオン(3勝)
インタープロトシリーズ チャンピオン(3勝)2015スーパーフォーミュラ (チーム・ル・マン) シリーズ8位
SUPER GT (TOM’S) シリーズ5位(2勝)
インタープロトシリーズ チャンピオン(3勝)2016ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(Thiriet by TDS)シリーズ5位(2勝)
ル・マン24時間レース(Thiriet by TDS)リタイア
SUPER GT (TOM’S)シリーズ9位2017ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(G-Drive)シリーズ4位(2勝)
ル・マン24時間レース(G-Drive)総合39位 (LMP2クラス17位)
SUPER GT (TOM’S) シリーズチャンピオン(2勝)2018スーパーフォーミュラ (チーム・インパル)シリーズ5位
SUPER GT (TOM’S) シリーズ2位(1勝)2019スーパーフォーミュラ (チーム・インパル)シリーズ10位(1勝)
SUPER GT (TOM’S) シリーズ2位(1勝)2020スーパーフォーミュラ (チーム・インパル)シリーズ2位(1勝)
SUPER GT (TOM’S) シリーズ2位(1勝)2021スーパーフォーミュラ (チーム・インパル)シリーズ4位
SUPER GT (TOM’S) シリーズ7位

TOYOTA GAZO Racing プレスリリース

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2021年12月 6日 (月)

F2:Rd.7ジェッダ 第3レース結果

Oscar PIASTRI ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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2021年12月 5日 (日)

F2:Rd.7ジェッダ 第2レース結果

Oscar PIASTRI ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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F2:Rd.7ジェッダ 第1レース結果

Marcus ARMSTRONG ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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2021年12月 4日 (土)

F2:Rd.7ジェッダ 予選結果

Oscar PIASTRI ​(C)FIA Formula 2 拡大します

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