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2022年1月15日 (土)

DAKAR:アル-アティヤ/ボーメル組が2位に30分差の総合首位で最終ステージへ (トヨタ)

(C)Toyota Motorsports
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2022年1月14日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

ダカールラリー2022レポート No.4
全12ステージで争われているダカールラリー2022も終盤戦。1月13日(木)にはステージ11を終え、いよいよ最終ステージを残すのみとなりました。この時点でTOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)の新型GRダカールハイラックスT1+を駆るナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が2位に30分以上の差をつけての首位を堅守。残る3台のGRダカールハイラックスT1+も困難なラリーの中で着実に走行を続けています。

【ステージ10】
1月12日(水)のステージ10は、ワディ・アド・ダワシールからビシャへ向かう競技区間375km。峡谷の中を抜けていく山岳路が多く、砂丘は少なめですが、やはりナビゲーションの難しいコースでした。

総合首位につけるアル-アティヤ/ボーメル組は、後続とのマージンを考慮しながらペースをコントロールし、この日はステージ7位でフィニッシュ。総合2位のライバルには1分25秒詰められたものの、32分40秒の差を保っています。2019年以来となるTGRでのダカールラリー制覇に向け、アル-アティヤ/ボーメル組は、残り2ステージもこのマージンを守ることに集中することになります。

前日のステージ9で1-2-3フィニッシュを飾ったTGRは、ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組が先頭、続いてヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組、アル-アティヤ/ボーメル組の順でステージ10のスタートを切りました。ナビゲーションの難しいコースで、TGR勢がコースを切り拓いていく役割となりましたが、序盤を引っ張ったド・ヴィリエール/マーフィ組を約100km地点でかわしたラテガン/カミングス組が、美しい峡谷の中をハイペースで走り抜け、このステージでTGR勢最上位の、首位から4分遅れの4位でフィニッシュ。

ド・ヴィリエール/マーフィ組はステージ中盤でパンクに見舞われるも、トップから11分半遅れの15位でフィニッシュ。総合では6位となりました。シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン組はステージ後半ブレーキバランスのトラブルに見舞われたため、ペースを落としステージ23位でフィニッシュしました。

【ステージ11】
13日(木)のステージ11は、ビシャを起点とするループコースで、競技区間は346km。総合首位につけるアル-アティヤ/ボーメル組はトップから6分42秒遅れのステージ7位でフィニッシュ。ライバルがペナルティを受けたこともあり、2台の差は33分19秒で最終ステージに臨むこととなりました。

前日TGR勢最上位の4位でフィニッシュしたラテガン/カミングス組は、4番手でのスタート後、3台後からスタートしたアル-アティヤ/ボーメル組を待ち、サポート体制で走行しました。しかし、ラテガン/カミングス組は途中パンクに見舞われると共に、砂丘越えでロアコントロールアームの破損に見舞われて大きくタイムロス。修復しましたが2時間ほど遅れてフィニッシュしました。

僅差での総合5位争いを繰り広げているド・ヴィリエール/マーフィ組は、前日奪われたトップ5の座を奪還すべくプッシュし、首位から5分遅れのステージ5番手タイムをマーク。総合5位に返り咲くと共に、4位との差を12分42秒まで詰めました。ヴァリアワ/スタッセン組は14分遅れの23位でフィニッシュし、総合では14位につけています。

14日(金)の最終ステージは、ビシャからゴールのジェッダへ向かいます。競技区間はこのイベント最短となる165km。しかし、その前後に約500kmもの移動区間もあり、チームはこの最終ステージも細心の注意を払い、集中してゴールを目指します。ジェッダのゴールまで走り抜くと、競技区間の合計は4261km、移動区間も含めた総走行距離は8119kmに達します。

ダカールラリー2022 ステージ11 終了時点の総合結果:
総合順位 ドライバー/コ・ドライバー(車両/チーム) 首位との差
1位 #201 ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
5位 #207 ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 1時間44分11秒
14位 #233 シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 3時間51分36秒
32位 #225 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 11時間59分14秒

ステージ11 終了時のコメント:
チーム代表 グリン・ホール:
ラリースタート前に、30分以上のマージンを持ってダカールの最終ステージに首位で臨めるチャンスをくれると言われたら、絶対にそれをつかんで離さないと思えるくらいの素晴らしい状況です。ナッサーとマシューの冷静なドライブのおかげで、このポジションにいられるのはとても嬉しいです。今日は、首位を行くナッサーとマシューのサポートのため、先にスタートしながらも、彼らを待ち追走したヘンクとブレットのチームスピリットも素晴らしかったですが、結果的に彼らにとっては厳しい一日になってしまったことは残念です。同時に、ジニエルとデニスがトップ5に返り咲き、シャミアとデニスが今週、着実な走りを続けられているのは素晴らしいことです。

ナッサー・アル-アティヤ:
今日は難しいステージでしたが、結果には満足しています。我々はセバスチャン・ローブに対し数分間を失ったのみで済み、良い位置につけています。明日は短いステージですが、このペースを守り続けるのが、ダカールで勝つために最も重要なことです。毎日素晴らしい車両を用意してくれているチームを信頼しているので、今日のステージをスタートするときも心配はありませんでした。我々のハイラックスもタイヤも素晴らしい働きをしてくれています。明日のジェッダでのフィニッシュが楽しみです。

ジニエル・ド・ヴィリエール:
今日はとてもタフなステージでした。多くの砂丘越えで、多分これまでで一番厳しかったかも知れません。幾つかは非常に柔らかかったり、途中に小さめの砂丘があったりと、本当に苦労しました。しかし全体的に見れば良い走りができました。スタートポジションの関係でダストに苦しんだことを考えればステージ5位は悪くないですし、おかげで総合5位へとひとつポジションを上げることができました。表彰台を逃すことになるのは残念ですが、途中タイムをロスした私にとっては、これが精一杯でした。最も重要なのはナッサーが首位を守っていることであり、それがチームにとって一番です。

ヘンク・ラテガン:
我々にとって厳しい一日になってしまいました。とても残念です。今朝は4番手でスタートを切りましたが、すぐに停まってナッサーがくるのを待ち、彼を追って走りました。彼の巻き上げるダストでナビゲートが難しく、タイムも失いました。その後、幾つかの大きな砂丘にさしかかり、そのうちのひとつを乗り越えようとしたとき、我々はロアコントロールアームを破損しました。その時にホイールへ続くブレーキラインも壊れ、それらを修復しなくてはなりませんでした。スペアのコントロールアームは持っていましたが、オリジナルのパーツほどの強度はないため、残りは安全なペースで走らざるを得ませんでした。

シャミア・ヴァリアワ:
ここまで11ステージを戦ってきましたが、今日が我々にとって最も大変な一日だったかも知れません。半分くらいはひたすら続く砂丘越えで、本当に大変でした。しかし、明日の最終ステージは楽しみにしています。とはいえ、残り165kmで何が起こるか分かりませんし、気を引き締めていかなくてはなりません。ダカールはフィニッシュするまでがダカールですので、最後まで頑張ります。

Toyota GAZOO Racing プレスリリース

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