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2022年1月13日 (木)

DAKAR:TGRがステージ9で1-2-3フィニッシュ! アル-アティヤ/ボーメル組が首位で残り3ステージへ (トヨタ)

(C)Toyota Motorsports
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2022年1月12日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

ダカールラリー2022レポート No.3

サウジアラビアを舞台に激戦が繰り広げられているダカールラリー2022は、中間の休息日を挟み、後半戦に入りました。TOYOTA GAZOO Racingは新型GRダカールハイラックスT1+の4台体制でこの「世界一過酷なラリー」に参戦。ステージ1をトップでフィニッシュしたナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が、その後1度も総合首位の座を譲ることなく、着実な走りを続けています。1月11日(火)のステージ9では、ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組が今大会初のステージウィン。ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が2位、アル-アティヤ/ボーメル組が3位で続き、TGRは1-2-3フィニッシュを飾りました。

【ステージ7】
1月8日(土)、ダカールラリー2022は、サウジアラビアの首都リヤドで休息日を迎え、ドライバーやコ・ドライバーはつかの間の休息をとり、この間に車両はメカニックにより完全な状態に整備されました。

明けて1月9日(日)のステージ7は、リヤドからアル・ダワディミへ到る競技区間402km。ハイスピードながらナビゲーションの難しいステージとなりました。首位を行くアル-アティヤ/ボーメル組は、ステージ前半やや慎重にペースを抑えていましたが、後半はステージウィナーと互角の走りを見せ、首位から5分半遅れの2位でフィニッシュ。総合ではライバルにやや差を詰められたものの、45分リードでの首位を維持すると共に、今年最大の難所と言われるステージ8で、ライバルの後方、2番手という絶好のスタートポジションを確保しました。

一方で、ド・ヴィリエール/マーフィ組にとっては悪夢の一日となってしまいました。競技区間をスタートしてから130km地点でオイルパイプの破損に見舞われ、エンジンオイルが流出。ラテガン/カミングス組は後方からのスタートで目覚ましい追い上げを見せていましたが、ド・ヴィリエール/マーフィ組を発見してストップ。4人で修復作業を行いました。その後、2台は他の参戦車両からもオイルを分けて貰いながら走行を続け、ラテガン/カミングス組が首位から45分遅れの38位、ド・ヴィリエール/マーフィ組が首位から1時間遅れの43位でフィニッシュし、ド・ヴィリエール/マーフィ組は総合順位で9位に後退。僅差の表彰台争いからは脱落することとなってしまいました。

ヴァリアワ/スタッセン組は長いステージでのナビゲーションに苦しみ、2回ウェイポイントを見失ってそれぞれ約10分間のタイムロス。しかし、それ以外はまずまずのパフォーマンスを見せ、トータル18分遅れの12位でフィニッシュしました。

【ステージ8】
1月10日(月)のステージ8は、アル・ダワディミから南下し、ワディ・アド・ダワシールへと向かう、競技区間395km、総走行距離は今大会最長の830kmというロングステージ。前半は柔らかい砂の海を走り抜け、後半は岩場などが含まれる、やはりナビゲーションの難しい一日でした。アル-アティヤ/ボーメル組はリアデファレンシャルからの異音で序盤ペースを抑えたほか、ナビゲーションにも苦しみ、終盤追い上げるも首位から13分遅れの13位。総合首位は守ったものの、ライバルに7分詰め寄られ、その差は38分となりました。

ド・ヴィリエール/マーフィ組は序盤の岩場でパンクを喫し、ダンパーにもトラブルが出て思い通りにアタックできませんでした。しかしなんとかコントロールしながらステージを9位で走り抜き、総合順位を7位へと上げました。

ラテガン/カミングス組も左側のダンパーに問題を抱え、ステージ序盤でのパンクがありましたが、トップと3分20秒差、TGR勢最上位の5位でフィニッシュ。ヴァリアワ/スタッセン組はリスクを犯さず着実な走りでトップから21分差の18位。総合14位へと上がりました。

【ステージ9】
1月11日(火)のステージ9は、ワディ・アド・ダワシールを起点としたループステージで競技区間は287km。砂は少ないものの、ナビゲーションに苦しめられる山岳路など、やはりタフな一日となりました。

上位勢が僅差の争いとなったこのステージ9では、TGR勢が絶好調の走りを見せました。前日まで苦戦を強いられていたド・ヴィリエール/マーフィ組は、タイヤのパンクもなく、調子を取り戻したGRダカールハイラックスT1+で、自身今大会初となるステージウィンを飾りました。この結果、ド・ヴィリエール/マーフィ組は総合でも5位へと浮上しました。

ラテガン/カミングス組も好調で、前半はステージをリードする走りを見せていましたが、痛恨のパンクでタイムロス。しかし、その後猛烈な追い上げを見せ、トップのド・ヴィリエール/マーフィ組からわずか9秒遅れの2位フィニッシュ。

前日、リアデファレンシャルからの異音でひやりとさせられたアル-アティヤ/ボーメル組でしたが、大事には到らず、ステージ9では再びペースをコントロールし、チームメイトの2台に続くステージ3位でフィニッシュ。総合での首位を守り、2位のライバルとの差を39分まで拡げました。

ヴァリアワ/スタッセン組も好調なパフォーマンスを見せ、首位から4分半遅れの11位と、TGRは4台揃って好調な一日となりました。

2週間におよぶダカールラリー2022も、残すところ3ステージ。ワディ・アド・ダワシールからビシャへと向かい、ループステージを戦った後、1月14日(金)ジェッダでゴールを迎えます。

ダカールラリー2022 ステージ9 終了時点の総合結果:
総合順位 ドライバー/コ・ドライバー(車両/チーム) 首位との差
1位 #201 ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
5位 #207 ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 1時間45分01秒
14位 #233 シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 3時間25分15秒
31位 #225 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 10時間14分34秒

ステージ9 終了時のコメント:
チーム代表 グリン・ホール:
チームにとって最高の一日になりました! ダカールのステージ1-2-3はこれまでに達成したことがありませんし、この結果に興奮しています。ジニエルとデニスは完璧な走りでステージ勝利を勝ち取りました。ヘンクとブレットはパンクに見舞われていなければ、今大会2勝目を挙げることになったでしょうが、それでも見事な追い上げで2位フィニッシュしてくれました。そして何よりも我々が嬉しいのは、ラリーの終盤戦へ向けて、ナッサーとマシューがリードを拡げられたことです。

ナッサー・アル-アティヤ:
今日はとても良い走りができました。プッシュしなくても3位でステージフィニッシュできました。これでリードも拡げられましたし、この勢いに乗って、残りのステージにも自信を持って臨むことができます。また今日は我々にとって初となる、TGRでの1-2-3フィニッシュを記録できたのも素晴らしいことです。まだラリーは終わっていませんが、(ゴールの)ジェッダに近付いて行く中で、日々少しずつ勝利に向けて進んでいるように感じます。

ジニエル・ド・ヴィリエール:
昨日がタフな一日だっただけに、今日ステージウィンが飾れて本当に嬉しいです。ここ数日、ダンパーの調子が悪かったのですが、チームは夜を徹して車両を整備し、問題を解決してくれました。彼らの素晴らしい働きのおかげで、今日のクルマは完璧でした。我々もクリーンで良い走りができましたし、トヨタにまたステージ優勝をもたらすことができてとても嬉しいです。

ヘンク・ラテガン:
今日はとても素晴らしいステージでした。特にスタート直後は絶好調でした。ここ数日は全体的に走りが保守的な傾向のように感じていましたが、ここに来てライバル勢がプッシュし始めたように見えます。今日は序盤からちょっとハードに攻め、中間地点まではリードを拡げることができました。不運にもパンクに見舞われたことでタイムをロスしてしまい、カルロス(サインツ)の先行を許すことになりました。その後はトリッキーな砂丘走行でしたが、終盤まで彼についていってフィニッシュしました。彼の巻き上げるダストで、岩場のセクションがちょっと難しかったですが、良いステージタイムでフィニッシュできて満足しています。

シャミア・ヴァリアワ:
今日は我々にとって良いステージでした。クリーンな走りを続け、厳しいダストの中でも3台か4台をパスできました。時々ひやりとした場面もありましたが、走りきることができて良かったです。

TOYOTA GAZOO Racing プレスリリース

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