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2022年11月

2022年11月25日 (金)

WEC:TOYOTA GAZOO Racing、2023年のレース体制を発表

Wec002 2022年11月25日

TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、11月25日、2023年シーズンの国内外レースの参戦体制およびTGR GR86/BRZ Cup、TGR Yaris Cupの開催概要を発表しました。

新たに多くのライバルが参戦するFIA世界耐久選手権(以下、WEC)のハイパーカー・カテゴリーでは、小林 可夢偉チーム代表のもと、100周年記念大会となるル・マン24時間レースの6連覇、5シーズン連続のダブルタイトル獲得を目指す。
国内最高峰カテゴリのSUPER GT、全日本スーパーフォーミュラ選手権では、国内レースの更なる盛上げに向けた業界連携を進めていくと共に、ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオン奪還を目指す。
参加型モータースポーツでは、TGR Yaris Cupを入口としたモータースポーツのすその拡大と、サーキットと連携したより安全なレース運営に取り組む。
TGRは、今後も「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」および「モータースポーツをより魅力的でサステナブルにする活動」に取り組んでいきます。

スーパー耐久シリーズについては後日改めて発表いたします。

2022年シーズン レースに関する主な戦績・結果
世界選手権 FIA世界耐久選手権(WEC)
ル・マン24時間レース 5連覇

4シーズン連続のダブルタイトル獲得
マニュファクチャラーズチャンピオン
ドライバーズチャンピオン(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川 亮)
国内選手権 SUPER GT GT500クラス TGR TEAM ENEOS ROOKIE(大嶋 和也/山下 健太)がシリーズランキング5位
全日本スーパーフォーミュラ選手権 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)がドライバーズランキング2位
平川 亮(carenex TEAM INPUL)が3位、宮田 莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)が4位
TGR主催 参加型モータースポーツ
TGR GR86/BRZ Cupは全5大会開催(延べ381台がエントリー)

TGR Yaris Cupは全12大会開催(延べ712台がエントリー)

e-Motorsports グローバル TGR GT Cup2022を開催(2.3万人が参戦) 国内 BRIDGESTONE GTタイムトライアルU17を開催(2千人が参戦)
2023年参戦体制
FIA世界耐久選手権(WEC)
新たに多くのライバルが加わり、ル・マン24時間レースの100周年記念大会が開催される2023年も引き続き、同選手権の最高峰であるハイパーカー・カテゴリー(LMH車両)に参戦。
参戦車両は、WEC参戦を通して磨き続けてきたハイブリッド技術「RACING HYBRID」を搭載したGR010 HYBRID。
ドイツ・ケルンのTOYOTA GAZOO Racing Europe GmbHを本拠地として2台で参戦します。
チーム名 TOYOTA GAZOO Racing
チームオーナー 豊田 章男
チーム代表 小林 可夢偉
車両 GR010 HYBRID(全長 4,900mm;全幅 2,000mm;車重 1,040kg)
エンジン 3.5L V6ターボエンジン
タイヤ ミシュラン・ラジアル
チーム名 車両 No. ドライバー
TOYOTA GAZOO Racing GR010 HYBRID 7 マイク・コンウェイ(Mike Conway イギリス)
小林 可夢偉(Kamui Kobayashi 日本)
ホセ・マリア・ロペス(José María López アルゼンチン)
8 セバスチャン・ブエミ(Sébastien Buemi スイス)
ブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley ニュージーランド)
平川 亮(Ryo Hirakawa 日本)

WECチーム代表/ドライバーコメント
小林 可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
今年はトヨタ、そしてパートナーの皆様からの多大なご支援のおかげで、ル・マン、富士、そして、選手権で優勝するというすべての目標を達成することができました。しかし、2023年はさらに競争が激しくなるため、チームとクルマをより強くするためにはさらに改善を進めていく必要があります。ドライバーはチームの大事な一部であり、2023年に再びマイク、ホセ、セブ、ブレンドン、亮と一緒にドライブできることをうれしく思います。チーム全体、とりわけドライバーたちは強いチームスピリットを持っており、全員が一つの家族のようになってレースに臨みたいと思います。これは我々チームにとって大きな強みであり、来シーズンのハイパーカーによる熾烈な競争に向けて最大限の強さを備えるべく、お互いを信頼し、サポートし合う必要があります。2023年シーズンは、過去ル・マンで優勝してきた多くのメーカーとのレースを楽しみにしています。100周年を迎えるル・マンで優勝することは誰にとっても大きな目標ですので、無論簡単ではありませんし、レースは今季に増して激しいものになるでしょう。新たなハイパーカーメーカーとしのぎを削るこの戦いの場は、私たち全員がモータースポーツに求めてきたものであり、ファンの皆様にとっても本当にエキサイティングなものになると信じています。

マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー)
来シーズン、WECでの挑戦はエキサイティングなものになるでしょうし、この耐久レース新時代の幕開けにTOYOTA GAZOO Racingの一員として参加できることを本当に嬉しく思っています。多くのメーカーが参戦してくるため、簡単なことではありませんが、100周年を迎えるル・マンで優勝するチャンスがあることは大きなモチベーションとなります。勝利を目指すハイパーカーたちがグリッドを埋める光景を見るのは特別ですし、その一員となることを楽しみにしています。

ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー)
マイク、可夢偉と一緒に、さらなる1年に参加できることをとてもうれしく思います。我々はとても親密な関係にあり、ここ数シーズンで兄弟のような関係になりました。チーム全体に素晴らしいスピリットがあり、ハイパーカークラスがかつてないほどの競争となる来シーズンの戦いに挑むには、そのスピリットが必要です。チーム、ドライバー、ファンの皆様全員がワクワクし、心躍ることになるでしょう。チームは全力で準備を進めており、来シーズンが待ちきれません。

セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー)
100周年記念のル・マンを迎える素晴らしいWECシーズンに参加する機会を与えてくれたチームとトヨタに感謝しています。来シーズンで私のWECチーム参加が11年目になることは、信じがたいことです。我々は一緒に多くのことを経験し、まるで家族のようです。来シーズンの戦いに備え、今までのすべての経験と、長年にわたって学び、蓄積してきたこと全てを投じていく必要があります。我々の目標が世界チャンピオンのタイトルを守ること、そしてル・マンで再び優勝することであるのは明らかです。

ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
2023年は耐久レースにとって信じられないような素晴らしいシーズンとなりますし、我々の仕事も益々困難なものになっていきます。ハイパーカーメーカー間の戦いは熾烈なものになり、我々は速くて信頼できるクルマで十二分に準備する必要があります。ミスを犯せる余地はありません。この画期的なシーズンに参加できることは本当に光栄です。素晴らしい結果を残せた2022年シーズンだけでなく、ドライバーとして来年の戦いに参加する機会を与えてくれたトヨタとチームの全員に感謝します。

平川 亮(8号車 ドライバー)
2022年はWEC初シーズンで多くのことを学んだので、来年はより強くなって戻ってきます。そして、さらなる大きな挑戦に向けて準備を整えていきます。ル・マン勝者、また世界チャンピオンとして来シーズンを迎えることに変わりはありませんが、もちろん目標はそれらのタイトルを死守することです。この機会を与えていただき、また2023年の特別なシーズンに参加できるようサポートしてくれたチーム、トヨタ、そして、すべてのパートナーの皆様に感謝いたします。2022年最終戦バーレーンで勝利を祝った今、チームはすでに来シーズンに向けた準備と改善に目を向け、集中しています。

※海外レース抜粋

TOYOTA GAZOO Racing

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2022年11月21日 (月)

F2:Rd.14ヤスマリーナ 第2レース結果

岩佐 歩夢 (C)Formula 2 拡大します

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2022年11月20日 (日)

F2:Rd.14ヤスマリーナ 第1レース結果

Liam Lawson (C)Formula 2 拡大します

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2022年11月19日 (土)

F3:Rd.14ヤスマリーナ 予選結果

岩佐 歩夢 (C)Formula 2 拡大します

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2022年11月13日 (日)

WEC:TOYOTA GAZOO Racing、1-2フィニッシュで4シーズン連続のダブルタイトル獲得!

(C)TOYOTA GAZOO Racing 拡大します

2022年11月13日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2022年シーズン第6戦バーレーン8時間 決勝
11月12日(土)中東バーレーン・インターナショナル・サーキットで2022年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦となるバーレーン8時間の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のGR010 HYBRID 7号車が優勝、8号車が2位でフィニッシュし、今季3度目の1-2フィニッシュを達成。TGRがマニュファクチャラーズチャンピオン、そして、8号車のセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮がドライバーズチャンピオンに輝き、チームは4シーズン連続となるダブル世界チャンピオンを獲得しました

8時間の長い戦いは、WECのディフェンディングチャンピオンである小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車が制し、第2戦スパに続く今季2勝目。この勝利により、TGRはハイパーカーのマニュファクチャラー部門の世界チャンピオンを決めました。

そして、ライバルのアルピーヌと同点首位で今大会を迎えたセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車は、アルピーヌを上回る2位でフィニッシュし、今シーズンのル・マン24時間レース勝利と共に、ドライバーズ部門の世界チャンピオンを獲得しました。

ブエミとハートレーはこのチャンピオン獲得により、世界耐久選手権及びその前身である世界スポーツカー選手権のトップカテゴリーを含めた歴史の中で、初めて3回のチャンピオンを獲得したドライバーとして記録に名を残すこととなりました。また、ブエミ、ハートレーと共に6月のル・マン24時間を制した平川は、トップカテゴリー参戦初年度にして、日本人としては3人目となるWECのチャンピオンに輝きました。

バーレーンでの結果は、TGRに成功裏となる2022年シーズンの締め括りにふさわしいものとなりました。TGRは現行WECシリーズに参戦して10シーズンで、5度目のダブルタイトル獲得。そして、今年はル・マン24時間レースの5連覇、また富士スピードウェイでの8勝目も達成しました。

このWECでの活躍により、FIAの8つある世界選手権のうち、TGRは参戦している世界耐久選手権(WEC)、世界ラリー選手権(WRC)、また今季より新たに行われているダカールラリーを第1戦とした世界ラリーレイド選手権(W2RC)の3つの選手権全てでチャンピオンを獲得することになりました。

8時間の決勝レースは、現地時間午後2時に、強い日差しに照らされ気温35度という暑さの中で開始され、コース上でも熱戦が繰り広げられました。8号車のスタートを担当したブエミがポールポジションから序盤戦をリード。3番手からスタートしたロペスの7号車は、猛追するアルピーヌに一旦ポジションを奪われるも、3周目には抜き返し、3位のポジションを取り戻しました。

8号車のブエミが、追いすがるプジョー93号車からの追撃を凌いでいる間に、3位に上がった7号車のロペスもトップ2から離されることなく追走。3台は6秒ほどの差で1時間経過後の給油ピットへ。このピット作業でプジョー93号車をかわしたロペスの7号車は、首位の8号車に続きました。

2時間を経過したところで、3位で追っていたプジョー93号車がトラブルに見舞われ、レースはフルコースイエローに。このタイミングで2台のGR010 HYBRIDはピットへ向かい、8号車はハートレーへ、7号車はコンウェイへとドライバー交代を行いました。コースに戻った2台は、1秒以内の差で首位争いを展開。日没を迎えてコースが闇に包まれてもテール・トゥ・ノーズでのバトルが続きましたが、3時間を経過してまもなく、7号車のコンウェイが8号車をパスし、首位に立ちました。

首位に立ったコンウェイはプッシュを続け、レースが折り返しとなる4時間を経過したところで2位に数秒のマージンを持ってピットへ向かい、小林へと7号車のステアリングを托しました。その翌周ピットへ向かった8号車は、ハートレーから平川へとドライバーチェンジ。8号車は7号車のすぐ後方でコースへと復帰しました。

首位を行く小林の7号車は徐々に後続との差を広げていき、5時間が経過した時点で2位との差は15秒まで拡大。さらに次の1時間ではその差を倍増させ、残り2時間を切ったところで7号車はロペスへ、8号車はブエミへとドライバー交代を行いました。

レースは残り45分程というタイミングで、チームは最後のピットインを行い、7号車はコンウェイ、8号車はハートレーがチェッカーを受ける最後のドライバーを担当。後半は首位を守り続けた7号車が245周を走り抜いてトップでチェッカーを受け、8号車も45.471秒遅れの2位でフィニッシュ。TGRがル・マン、富士に続き今季3度目となる1-2フィニッシュを果たしました。この瞬間、開幕戦のセブリングからの8か月で通算58時間、10,620kmにわたり争われてきた2022年シーズン、ハイパーカーの激戦はTGRの4シーズン連続となるダブルタイトル獲得で幕を閉じました。

これでWECの2022年シーズンレース全スケジュールは終了しましたが、TGRは翌13日(日)もバーレーン・インターナショナル・サーキットに残り、WECの公式ルーキーテストに参加します。このテストでは、WECの推薦により、今季LMP2クラスで戦ってきたリル・ワドゥがGR010 HYBRIDをテストドライブする予定となっており、彼女はハイパーカーをドライブする最初の女性ドライバーとなります。

小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー):
レースでは1-2フィニッシュを果たし、セブ、ブレンドンと亮がドライバーズチャンピオンを獲得、チームもマニュファクチャラーズタイトル獲得と、このレースでの目標全てを達成できました。この結果には本当に満足しています。今日も、シーズン中もずっと、チームとドライバー全員が素晴らしい仕事をしてくれました。日本の仲間や、シーズンを通して応援してくれたパートナーの皆様にも感謝いたします。今年は激戦が繰り広げられたシーズンでしたが、最高の結果で締めくくることができました。7号車のドライバーとしても、最終戦を勝利で終えられて最高の気分です。マイクとホセは力強くレースを戦い、チームクルーも今年1年同じように、良く戦ってくれました。7号車としてはドライバーズタイトルを逃したのは残念ですが、8号車はチャンピオンにふさわしい戦いぶりでしたし、彼らのためにも良かったです。シーズン中はいつも、チームとドライバー共に素晴らしいチームスピリットで本当によく動いてくれました。この瞬間を全員で祝いたいと思います。

マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー):
レースで勝ち、1-2フィニッシュの一翼を担えて最高の気分です。素晴らしい仕事をしてくれた可夢偉、ホセと7号車のチームクルー全員,そしてもちろん、ドライバーズチャンピオンを決めた8号車にも祝福を贈ります。8号車は本当に安定していて、シーズンを通して強かったので、今年のチャンピオンは間違いなく彼らです。今日のレースはとても順調で、8時間の大半をチームメイト同士で接近戦を繰り広げることになりました。8号車はしぶとく追いすがってきましたが、可夢偉が引き離してギャップを広げてくれたので、その後は快適でした。我々7号車は今日、全てが上手く行きました。クリーンなレースを戦い、ピットストップも速く、戦略も適切でした。マニュファクチャラーズタイトルを獲得できたことは素晴らしいですし、日本とドイツ・ケルンの仲間たち、そして、支えてくれた全てのみんなのおかげで勝ち取ることができたタイトルです。

ホセ・マリア・ロペス(7号車 ドライバー):
8号車の3人は本当にシーズンを通して強く、チャンピオンに値する戦いぶりでした。日本とドイツ・ケルンのチームメンバー、そして、この成功のために支えてくれた全ての人たちとパートナーの皆様へも祝福を贈ります。競争の激しいシーズンでしたが、目標を達成することができてとても満足しています。今日のレースは、スタートから本当に楽しかったです。GR010 HYBRIDはとても快調でプッシュできましたし、他のハイパーカーとのバトルも楽しめました。マイクと可夢偉も彼らのスティントで素晴らしい走りをしてくれて、最後に私が乗るときには、充分なマージンができていました。我々は最高のチームで、その一員であることを誇りに思います。このチームで共にこの様な瞬間を祝えるというのは本当に幸せです。

セバスチャン・ブエミ(8号車 ドライバー):
今シーズンの世界チャンピオンになれたことが信じられない気分です。我々8号車は全てのチャンスを最大限に活かし、ル・マン24時間の勝利とチャンピオンという2つを達成できました。亮は今年ドライバーとして加わったばかりなのに、その初年度にチャンピオンを勝ち取ったのは特に称賛に値します。いきなりハイパーカーをドライブし、強力なライバルとのバトルを繰り広げるというのは容易なことではないのですが、彼はチームメイトとして信じられないような能力を見せてくれました。7号車も常に手強いライバルであり、今日のレースでわかるように、彼らとの戦いは大変でした。我々8号車も勝ってタイトルを決めたかったですが、スタートこそ良かったものの、その後は勝つには十分ではなかったと言うことです。今はチャンピオン獲得のこの瞬間を祝い、後は確実にエキサイティングなものになる来シーズンへ向け意識を切り替えます。

ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー):
ここバーレーンでの目標を達成し、ダブルタイトルを勝ち取ることができて本当に嬉しいです。まだチャンピオン獲得の実感は湧きませんが、すぐにその瞬間はくるでしょう。シーズンを通して最高のサポートで、チャンピオンを勝ち取り、ル・マンで勝てるGR010 HYBRIDを用意してくれたチームの皆に感謝しています。今日の我々の目標はシンプルで、アルピーヌよりも上位でフィニッシュしてタイトルを獲得することであり、勝つためにリスクを冒すことはできませんでした。7号車のレースペース良く、勝利に値する走りでした。彼らは素晴らしかったです。7号車はシーズンを通して最大のライバルであり、熾烈な戦いを続けてきましたし、もちろんアルピーヌも手強い相手でした。我々は懸命に戦い、このタイトルを勝ち取りました。このタイトルはチーム全体で勝ち得たものです。

平川亮(8号車 ドライバー):
今日、我々の望んだ全てを達成することができました。とても嬉しいですし、この瞬間を、本当にその結果に値する働きをしたチームと共に祝いたいと思います。まだ実感はなく、慣れるのには時間がかかりそうです。WECをハイパーカーで戦うというのは、全て私にとって初めての経験で、最初は大変な挑戦でした。私自身の参戦初年度となった今シーズン、ル・マンで勝ち、また世界チャンピオンになれるとは全く予想していませんでした。それだけに、こんな私を支えてくれたチームとチームメイトに本当に感謝していますし、このシーズンを戦ったことで成長できたと思っています。今日は、チャンピオン獲得の条件がわかっていただけに、とにかくリスクを冒さないことが重要であり、我慢のレースでした。私の役割は、良いポジションで自分のスティントを走り抜くことであり、それは達成できたので満足しています。

TOYOTA GAZOO Racing プレスリリース

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WEC:Rd.6バーレーン8時間レース結果

TOYOTA GR010 HYBRID (C)TOYOTA GAZOO Racing 拡大します

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2022年11月12日 (土)

WEC:TOYOTA GAZOO Racing、GR010 HYBRID 8号車がポールを獲得し、タイトルへ一歩前進

(C)TOYOTA GAZOO Racing 拡大します

2022年11月12日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2022年シーズン第6戦バーレーン8時間 予選
11月11日(金)、中東バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦 バーレーン8時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のGR010 HYBRID 8号車を駆るブレンドン・ハートレーがポールポジションを獲得しました。
前日33歳の誕生日を迎えたばかりのハートレーが8号車のアタックを担当し、1分46秒800という驚異的なタイムで、2番手に0.810秒もの大差をつけてポールポジションを獲得。ハートレーと共に8号車を駆るセバスチャン・ブエミと平川亮は、チャンピオンを争うアルピーヌと同ポイントで今季最終戦バーレーンへとやってきましたが、このポールポジション獲得による貴重な1点追加で、小さいながらもアドバンテージを得て決勝に臨みます。
小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車は、コンウェイがアタックを担当し、トップから0.938秒遅れの3番手。2台のGR010 HYBRIDの間にはプジョー93号車が割って入る形となりました。

ハイパーカーとLMP2クラスの車両が走行する10分間の予選セッションは、バーレーンの暖かな気候の下、日没を迎え、コースを照明が照らし始めた現地時間午後5時10分より開始されました。7号車のコンウェイはスタート前からピットレーンに並んで待機し、セッション開始と同時に他の車両と共にコースイン。一方で8号車のハートレーはセッションがスタートしてもガレージ内で待機し、最初にコースインした車両の混雑を避けるタイミングで新品タイヤを装着し、アタックに向かいました。

この結果、7号車のコンウェイは計測2周目のアタックでベストタイムをマーク。ほぼ1周遅れてのアタックに入った8号車のハートレーは、暖められていた新品タイヤのグリップを最大限に引き出し、他車を大きく上回るペースでトップへ浮上。このタイムは最後まで更新されることはなく、チームにとって今季3度目となるポールポジションを獲得することとなりました。

この週末は、ハイパーカークラスの争いが非常に接近したものとなっていますが、予選でのハートレーのアタックラップは他車と一線を画す好タイムでした。2番手のプジョー93号車に対する0.810秒差は、2番手から5番手までの他のハイパーカー4台が入っている0.733秒よりも大きなものとなっています。

両タイトルの行方が決定する8時間の決勝レースは、本日12日(土)現地時間午後2時(日本時間午後8時)にスタートが切られます。TGRは今季4勝目と、4年連続となるWECでのダブルタイトルを目指し、この決勝レースに挑みます。

小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー):
ブレンドンが素晴らしい走りで、本当に良いアタックをしてくれました。チームは懸命な努力で、苦戦した練習走行時の状況から立ち直り、予選へ向けてとても強い2台のGR010 HYBRIDを仕上げてくれました。あとは決勝レースでドライバーが最後まで走り抜くだけです。チームを信頼し、力を合わせてクリーンなレースを戦います。目標は1-2フィニッシュですが、最も重要なのは両タイトル獲得です。耐久レースでは何が起こるかわかりませんし、トラフィックの処理などを含め常にリスクと隣り合わせですが、我々はいつもその中で最大限のパフォーマンスを発揮すべく挑戦を続けていて、この最後の仕事を完遂し、世界チャンピオンとしてシーズンを締めくくるべく一致団結しています。この週末は、WECでの今季最終戦と同時に、WRC(世界ラリー選手権)の最終戦も行われています。我々WECチームは、TOYOTA GAZOO Racing WRT(ワールドラリーチーム)が地元ファンの皆様の前で戦っているラリージャパンの成功も祈っています。

マイク・コンウェイ(7号車 ドライバー):
我々は予選でコースインするまでに、ピットレーンでの待機時間がやや長くなりすぎてタイヤが冷えてしまい、最初のアタックラップでは十分な温度まで上げきれませんでした。2周目でタイムを更新することはできましたが、時既に遅く、タイヤが最もパフォーマンスを発生できる1周目を逃してしまいました。結果として判断ミスでした。ブレンドンと8号車へ祝福を送ります。彼らがポールポジションによる1ポイントを獲得したことで、決勝レースへ向けて少しですが有利になりました。昨日は難しい一日でしたが、今日は良い進歩を遂げて、決勝でのレースペースに関しては、臨んでいたレベルにかなり近づいたと思います。決勝レースで勝つためにも、今夜も幾つか調整をする必要があります。レースは8時間と長いですが、8号車のチャンピオン獲得も念頭に置いて全力で戦います。

ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー):
ポールポジションが獲得でき、加えてポイントも得られたので最高の気分です。私にとってベストアタックのひとつになりました。グリップは練習走行の時よりもとても向上しており、タイヤも完璧に機能して、全てが上手く行きました。フィニッシュラインを越えたときに、なかなか良いタイムになるだろうということはわかっていましたが、2番手とのタイム差を聞いたときはとても嬉しく思いました。この週末、我々の側から見ると決して順調ではなく、今朝の練習走行でも苦戦しました。7号車は異なる方向性でセットアップを進めており、彼らの方が順調だったので、彼らのセットアップを参考にしました。正しい方向性を見出してくれた彼らと、チームにとても感謝しています。予選での結果は我々が圧倒する形になりましたが、これが今の実力を正確に反映しているとは思っていませんし、明日の決勝レースは我々TGRとプジョー、アルピーヌの間での接戦になると予想しています。

(C)TOYOTA GAZOO Racing

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WEC:Rd.6バーレーン8時間レース 予選結果

(C)TOYOTA GAZOO Racing 拡大します

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2022年11月11日 (金)

WEC:Rd.6バーレーン8時間レース フリー走行1&2回目結果

(C)Peugeot Media 拡大します

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2022年11月 7日 (月)

NASCAR:Rd.36 (最終戦) フェニックス レース結果

■ジョーイ・ロガーノ (フォード) が2回目のチャンピオン獲得

  Joey Logano (C)nascarmedia 拡大します

Joey Logano has won his second NASCAR Cup Series championship, becoming the 17th different driver to win
multiple championships and just the second active driver to win multiple titles (2018, 2022) joining two-time series
champion Kyle Busch (2015, 2019).

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2022年11月 6日 (日)

NASCAR:Rd.36 (最終戦) フェニックス 予選結果

Joey Logano (C)nascarmedia 拡大します

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2022年11月 1日 (火)

NASCAR:Rd.35マーチンズビル レース結果

Christopher Bell (C)nascarmedia 拡大します

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