2021年1月19日 (火)

WEC:2021年WECカレンダー

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2021WEC カレンダー
Rd. Date Race Country
1 03月19日 セブリング 1000Mile アメリカ
2 05月01日 スパ・フランコルシャン6時間 ベルギー
3 06月12日-13日 ルマン24時間 フランス
4 07月18日 モンツァ6時間 イタリア
5 09月26日 富士6時間 日本
6 11月20日 バーレーン8時間 バーレーン

 

 

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2020年11月15日 (日)

コンウェイ/小林/ロペス組がWECドライバーズチャンピオン獲得! TS050 HYBRIDはラストレースを1-2フィニッシュで飾る (TOYOTA GAZOO Racing)

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2020年11月15日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第8戦 バーレーン8時間 決勝
11月14日(土)バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)の今季最終戦となる第8戦バーレーン8時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車がポール・トゥ・ウィン。マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組のTS050 HYBRID 7号車が2019-2020年シーズンのWECドライバーズチャンピオンを獲得しました。8号車は2位に入り、TS050 HYBRIDにとってのラストレースを1-2フィニッシュで締めくくりました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
決勝結果 : 1位, 263周、ピットストップ10回、グリッド:1番手、ベストラップ:1:42.637

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
決勝結果 : 2位 (トップと1:04.594差), 263周、ピットストップ10回、グリッド:2番手、ベストラップ:1:42.833

過去2回、ル・マン24時間レースで苦渋を味わった7号車が、今大会、ポールポジションから着実に263周を走り抜き、ついに悲願のチャンピオンを獲得しました。

ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ブエミと中嶋一貴の2名とブレンドン・ハートレーが組んだ8号車は、首位から64.594秒差の2位で続き、チームにとって完璧な結果となる1-2フィニッシュを果たしました。

今回のバーレーン8時間レースは、トヨタが2012年より参加してきた耐久レースの歴史に残るLMP1の時代に幕を下ろすレースとなりました。この9年間(8シーズン)でチームは64戦を戦い、29勝と26のポールポジション、24のファステストラップ、そして3回のチームとドライバーダブルタイトルを獲得してきました。

この9年間の間に、燃料消費率は35%改善し、ル・マンでのラップタイムは10秒更新。TS050 HYBRIDと共にチームは耐久レースの新たな一時代を築き、サルト・サーキットでのコースレコードタイムを記録しました。

2016年にデビューしたTS050 HYBRIDは、延べ11人のドライバーにより34戦を戦い、ル・マン3連覇を含むWEC戦19勝と16のポールポジション、15のファステストラップを記録しました。

今季のWEC最終戦となったバーレーン8時間レースは、2台のTS050 HYBRIDによる、レースの勝利とワールドチャンピオンをかけての争いでしたが、7号車は8号車に対し1周あたり0.54秒のサクセス・ハンディキャップを得て有利な状況で臨みました。

コンウェイがスタートを担当した7号車は、首位を守り、小林、ロペスへとドライバーを交代しながら着実に後続を引き離していきました。8号車はブエミがスタートを担当し、ハートレー、中嶋とともに懸命に追いましたが、サクセス・ハンディキャップの影響で厳しい戦いとなりました。

レースが半分を過ぎた頃、2台の差は75秒ほどに開いていましたが、ピットレーン入口の破片除去のためにセーフティカーが導入され、この差は一気に縮まりました。中嶋、そしてブエミが首位の7号車へのプレッシャーをかけていきましたが、ロペスからコンウェイへと繋いだ7号車は再びリードを拡げていきました。

レース残り2時間の時点で、2台のタイム差はまだまだ予断を許さない30秒ほどとなっていましたが、最後の1時間ではその差は1分に広がり、最終ドライバーを担当した小林が、263周を走破しトップでフィニッシュラインを通過。この瞬間、7号車の3人が世界チャンピオンを勝ち取りました。8号車は中嶋が2位でのチェッカーを受け、5ポイント差でランキング2位となりました。

2019-2020年シーズンのWECは砂塵の中で幕を閉じましたが、既に2021年シーズンへ向けた準備は始まっています。チームは来年3月19日に開催されるセブリング1000マイルレースでのデビューに向けて、新たなハイパーカー規定に則った車両での耐久テストを今後数ヶ月間にわたって行う予定です。

村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
マイク、可夢偉、そしてホセ、世界チャンピオンおめでとう!耐久レースはチームでの戦いであり、今季の彼らのパフォーマンスはチャンピオンにふさわしいものでしたし、彼らのチームスピリットとここまで戦い抜いた姿勢を誇らしく思います。また、新型コロナウイルス感染症で世界的に自粛制限などがある中、大変な努力でシーズンを全うしてくれたWECの主催者、関係の皆様、そして応援し続けてくれたファンの皆様に心より感謝しております。
LMP1の時代とTS050 HYBRIDにとって最後のレースは、大変感慨深いものでした。この8シーズンの間、様々な想い出があり、興奮冷めやらぬレースや素晴らしいライバル、そして最高のクルマたちを思い出します。この期間、WECの一員として携われたことに改めて感謝するとともに、新たなハイパーカーの時代もファンの皆様に素晴らしいレースを見せられるよう尽力いたしますので、引き続きご期待ください。

小林可夢偉(7号車):
日本、そしてドイツのケルン(TGR-Europe拠点)からサポートしてくれた全ての人々に感謝します。振り返れば、2016年からTS050 HYBRIDの開発のために本当にハードワークを続けてくれました。簡単ではありませんでしたが、今となってはこの最高の車とともに素晴らしい想い出です。チームはル・マン3連覇し、我々は7号車とともに世界チャンピオンを獲得しました。これ以上の結果は望めないでしょう。しかし、これはドライバーだけで成し遂げられた記録ではありません。メカニック、エンジニアやこのプロジェクトに携わった全ての皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。

マイク・コンウェイ(7号車):
タフでしたが素晴らしいシーズンを終え、今日、世界チャンピオンとして立つことができ、最高の気分ですホセ、可夢偉と私にこのチャンピオン獲得のチャンスを与えてくれたチームに本当に感謝しています。7号車のドライバー及び8号車のチームメイトはシーズンを通して素晴らしい戦いをし、本当に最高です。これがTS050 HYBRIDの最後のレースになるのは少し悲しいですが、我々にとって有終の美を飾れたと思います。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
レースで勝って世界チャンピオンになるというのは本当に格別な気分です。ドイツのケルン(TGR-Europe拠点)や東富士研究所で何年にもわたって最高のクルマを作り上げ、我々を支えてくれた全てのスタッフに感謝します。信じられないようなシーズンでした。我々は目標を達成するために懸命に努力を続け、可夢偉、マイクとともについに世界チャンピオンを獲得しました。私にとって2人は兄弟のような存在になりました。本当に最高の気分です。

中嶋一貴(8号車):
7号車のみんな、チャンピオン獲得おめでとう。彼らはシーズンを通して素晴らしい走りを見せ、タイトルにふさわしい戦いぶりでした。我々もル・マンで勝ちましたし、良いシーズンでしたが、この最終戦バーレーンではサクセス・ハンディキャップに苦戦しました。一時は接近して面白いレースにもなりましたし、良い戦いでした。また、シーズンを通して素晴らしい仕事をしてくれたメカニックやエンジニアにも感謝します。今はハイパーカーを初ドライブするのが楽しみです。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
7号車とミス無くレースを戦いきったチームに祝福を送ります。我々8号車は全力を尽くして戦いました。サクセス・ハンディキャップは思いのほか厳しかったですが、レースの結果には満足しています。我々も完璧なレースを戦いましたが、勝つチャンスはありませんでした。これも人生です。勝つこともあれば、負けることもあります。TS050 HYBRIDとは、これで最後だと感慨深く、自分の最終ラップまで楽しんで走りました。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
我々は8号車で良いレースを戦えたと思います。サクセス・ハンディキャップにより、1周あたりコンマ5秒以上の差があることは分かっており、それでも全てを出し切りました。周回ペースは悪くなかったのですが、サクセス・ハンディキャップを跳ね返すまでには至りませんでした。ミス無くレースを戦い抜いた7号車を祝福します。彼らは世界チャンピオンに値する仕事を成し遂げました。

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WEC:Rd.8バーレーン8時間 レース結果

No.7 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

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2020年11月14日 (土)

WEC:TS050 HYBRID 7号車が最後のポールポジションを獲得 (TOYOTA GAZOO Racing)

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2020年11月14日(土)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第8戦 バーレーン8時間 予選
11月13日(金)、バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第8戦バーレーン8時間レースの予選が行われ、マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組のTS050 HYBRID 7号車がポールポジションを獲得しました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習2回目 : 1番手 (1分42秒857), 40周
公式練習3回目 : 2番手 (1分43秒659), 27周
公式予選 : 1番手 (平均1分40秒747)

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習2回目 : 2番手 (1分44秒004), 34周
公式練習3回目 : 1番手 (1分43秒557), 32周
公式予選 : 2番手 (平均1分41秒498)

このポールポジション獲得により、7号車の3人のドライバーは選手権ポイント1点を追加。2台のポイント差は6点となりました。予選は2人のドライバーが記録したそれぞれのベストタイム平均で競われ、平均1分40秒747をマークした7号車が、今季最終戦のポールシッターとなりました。

目下ポイントリーダーのセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組 TS050 HYBRID 8号車は、7号車に対し1周あたり0.54秒のサクセス・ハンディキャップを負ってこの予選に臨みましたが、平均タイムで0.751秒及ばず2番手となり、この結果、LMP1時代を締めくくるレースは、TS050 HYBRIDが最前列を占めてスタートすることとなりました。

既にTOYOTA GAZOO Racingがチーム部門での選手権タイトルを決めていることもあり、LMP1クラスのライバルはこの最終戦を欠場。これにより今大会の注目は、2台のTS050 HYBRIDによるドライバーズタイトル争いとなり、日曜日の決勝レースで勝利した方がチャンピオンの栄冠を勝ち取ります。

昼間の2度にわたる練習走行セッションは好天の下で行われ、気温は27度まで上昇。その後、日没のあと現地時間午後6時半よりLMPクラスの予選が開始されました。

予選セッション開始と共に、8号車のハートレーがコースインしアタックする一方で、7号車はコンウェイがピットレーンで数分間待機してからのアタックで最速タイムをマーク。

2台のTS050 HYBRIDはピットへ戻り、ドライバー交代を行いました。他のLMP1クラスとの争いがない今大会、明日の8時間レースでは暑さの中でのタイヤ摩耗が重要な要素となることもあり、どちらも新品タイヤを温存するために、タイヤは交換せずに2人目のアタックに入りました。

8号車の中嶋はクリーンなアタックラップで8号車の最前列グリッドを確定すると、7号車のロペスも好タイムをマークし、7号車にとっては今季3度目となるポールポジションを獲得。シーズンを締めくくるレースのスタートを理想的なポジションからスタートすることとなります。

マイク・コンウェイ(7号車):
ポールポジションと、ポイントを獲得できたことに満足しています。私のアタックラップはクリーンで上手く行きました。ミスを犯さないことを最優先にしたアタックでしたが、結果、明日の決勝は最高のスターティングポジションから1コーナーに向かうことができるので嬉しく思います。ホセのアタックも見事でしたし、チームも良くやってくれました。ポールポジションが取れて良い気分です。これでレースウィークの最初の関門が終わりましたが、最も重要な明日の一日へ向けて集中していきます。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
まず1歩近づくことができましたが、まだ我々にとって非常にハードな8時間レースが残っています。風向きが頻度高く変わるので予選に向けたセットアップでは苦労しました。楽に見えたかも知れず、大変な作業でしたが、予選でのTS050 HYBRIDは最高でした。マイクが素晴らしいアタックを見せてくれたので、ポールを決めなくてはと思っていました。8号車の前でスタートできるのは良いことですが、このポジションをレース終了まで死守したいと思っています。

中嶋一貴(8号車):
今回、予選はそれほど重要ではありませんので、我々としては完全に決勝レースに照準を合わせていました。我々8号車はロングランでのタイヤ摩耗に苦しめられており、厳しい週末となっています。予選も最高の感触であったわけではなく、決勝へ向けて新しいことを試す時間はもうありません。これからデータを確認し、決勝レースで最大のパフォーマンスを発揮できるよう頑張ります。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
サクセス・ハンディキャップがあったので2番手になることは予想していました。クリーンなアタックラップでしたが、決勝レースへ向けてタイヤを温存しました。路面コンディションも簡単ではなく、風向きが変わりやすく、11月とは思えない暑さにも苦しめられました。明日の決勝レースで全てが決まるので、TS050 HYBRIDから全てを引き出し、クリーンなレースを戦いたいと思います。

トヨタモータースポーツニュース

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WEC:Rd.8バーレーン8時間 予選結果

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2020年11月13日 (金)

WEC:Rd.8バーレーン8時間 フリー走行1回目結果

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2020年11月 6日 (金)

WEC:Rd.8バーレーン8時間レース エントリーリスト

■トヨタ TS050 HYBRID ラストレース


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2020年9月21日 (月)

TOYOTA GAZOO Racing 中嶋/ブエミ/ハートレー組TS050 HYBRID 8号車が3連覇! 7号車はトラブルから追い上げ3位表彰台 TGRは2019-2020年シーズンのチームチャンピオン確定

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2020年9月21日(月)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 決勝
9月20日(日)現地時間午後2時半、第88回ル・マン24時間レースがゴールを迎え、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が3連覇を成し遂げました。ポールポジションから前半首位を走行したTS050 HYBRID 7号車は、トラブルで後退するも追い上げ3位表彰台を獲得。この結果、TOYOTA GAZOO Racingが最終戦を待たずしてチームチャンピオンを確定しました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
決勝結果 : 3位 (トップと6周差), 381周、ピットストップ35回、グリッド:1番手、ベストラップ:3:19.357

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
決勝結果 : 1位, 387周、ピットストップ36回、グリッド:3番手、ベストラップ:3:19.762

セバスチャン・ブエミ、中嶌一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が、2位に5周差をつけての勝利を挙げ、FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーズ選手権で首位に立ちました。

ブエミと中嶋は3年連続の勝利となり、97年にわたるル・マンの歴史の中で、これまでに7人しか成し遂げていなかった3連勝ドライバーに加わることとなりました。また、ハートレーは2017年以来2度目のル・マン制覇を果たしました。

ポールポジションからスタートしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、彼らにとっての初勝利を目指し、中盤まで首位を走行していましたが、排気系のトラブルに見舞われて後退。しかし後半、見事な追い上げを見せ3位表彰台を勝ち取りました。

全8戦で競われているWEC2019-2020年シーズンの第7戦でのこの勝利により、TOYOTA GAZOO Racingはチームタイトル争いにおいて、2位のレベリオンに逆転不可能な57点差をつけたため、最終戦を待たずして今シーズンのチームチャンピオンを確定しました。TOYOTA GAZOO Racingにとっては2014年、2018-2019年シーズンに続く3度目のタイトル獲得となります。

ル・マンにおける最後の雄姿となった1000馬力を誇る4輪駆動レーシングカーのTS050 HYBRIDは、サルト・サーキットでの効率やパフォーマンスの点で新たなスタンダードとなりました。2012年に搭乗した第1世代のLMP1ハイブリッド車両に対して燃料使用量は35%削減されたにも関わらず、ラップタイムは1周あたり約10秒もの向上を見せました。4年連続のポールポジションと3年連続勝利の中で、予選及び決勝レース中のコースレコードも塗り替えました。

ハイブリッドレースカー開発を通じて得られたノウハウをつぎ込んだ、ル・マン直系のGR Super Sport(仮称)が、決勝レーススタート前に、初めて公の前で披露されました。開発中のモデルをベースにオープン仕様にカスタマイズされた車両は、サーキット1周のデモンストレーション走行を行った後、スタート直前に優勝トロフィーを返還するセレモニーを行いました。

スタートから6時間経過時点での10周ほどを除いて、TS050 HYBRID 7号車はレース前半戦の大半で首位を走り、レースが折り返しを迎える頃には、2位との差は1周以上に広がっていました。しかし、12時間を経過した直後、午前3時前に、小林がドライブしていた7号車は出力低下に見舞われ、ガレージでの修復を余儀なくされてしまいました。排気マニホールドの破損に見舞われた7号車は、修復作業に30分を要し、小林は首位から6周遅れ、3位のレベリオン3号車から4周遅れの4位でコースへと復帰しました。

一方、8号車は序盤にタイヤのパンクやブレーキダクトのダメージといったトラブルに見舞われ、2度の予定外のピットストップと10分間の修復などでタイムを失いながらも、諦めることなく戦い続け、7号車がトラブルに見舞われる前には2番手になっていました。

後半戦、2位以下に充分な差を拡げた8号車は、ブエミ、中嶋、ハートレーがペースをコントロールしながら周回を重ねていき、最終的にその差は5周まで拡がりました。3年連続でアンカードライバーを務めた中嶋が、2020年ル・マン24時間レースのフィニッシュラインをトップで通過。サルト・サーキットにおいて最も成功した日本人ドライバーとしての地位を確固たるものとしました。

コンウェイと小林、ロペスの7号車は、レース復帰後追い上げを図ろうとしましたが、何かにヒットして車両フロアにダメージが及んだことで空力的な性能低下が生じていました。しかし、8号車は表彰台を目指し追い上げを続け、ライバルのレベリオン3号車が残り1時間というところでクラッシュし、ピットでの修復を余儀なくされたことで3位へと浮上。優勝した8号車から6周遅れながら、2位のレベリオン1号車とは1周差での3位表彰台獲得となりました。

8号車のドライバーがこの勝利によるポイントを加えたことで、ドライバーズタイトル争いは、11月14日にバーレーンで開催される、2019-2020年シーズン最終戦に持ち越されることとなりました。8時間レースのバーレーンでは最大39ポイントの獲得が可能ですが、現在首位の8号車と2位の7号車は僅か7ポイント差で、タイトルをかけ、この最終戦に臨むこととなります。

村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
ル・マン24時間レースへの挑戦というのは、真の耐久性が求められる実に困難なものであると、今回改めて実感しました。我々は、TS050 HYBRIDでル・マンを3連覇するという夢に向かって確固たる決意をもってレースにのぞみ、序盤で8号車に降りかかった逆境も、チームワークで乗り越えました。チーム全員が、素晴らしい仕事をしてくれました。しかしながら、我々は1-2フィニッシュを狙っていたのもまた事実です。素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた7号車のドライバー、メカニック、エンジニアには本当に申し訳なく思います。我々は一つのチームです。彼らの悔しさは、チーム全員の悔しさでもあります。我々が今年のル・マンで経験した嬉しいこと、悲しいことをファンの皆様に現場で直接分かち合うことはできませんでしたが、来年は直接お会いすることができることを願っています。レベリオンの皆様、準優勝おめでとうございます。何度もプッシュされました。本当に尊敬すべきチームです。また、このような世界的な困難な状況にありながらも、我々にル・マンに挑戦する機会を与えてくださったACOにも感謝しています。

小林可夢偉(7号車):
3位という結果は我々が望んでいたものでも、予想していたものでもありません。我々は今年もここル・マンで非常に速かったのですが、レースというのは残酷です。我々はよく戦いましたし、チームも深夜に迅速な作業で車両を修復してくれました。今回のトラブルは初めてのことですが、それがこのような重要なレース中だったというのは本当に不運でした。しかし、ル・マンではこういうことも起こりえます。8号車と、ハードワークで2台揃っての完走を成し遂げたチームを祝福します。

マイク・コンウェイ(7号車):
ル・マンの勝利の女神は今年も我々には微笑んでくれませんでした。TOYOTA GAZOO Racingが3連覇を達成したことは喜ぶべきことですが、我々7号車の側からすると、また勝利を逃してしまったような感じです。また、これによりチャンピオン争いの状況が大きく変わってしまったことも残念です。ひとつのレースで2つの大きなダメージを負ってしまいました。我々は常に良いレースをするためにここに来ていますが、いつも何かに邪魔されているようです。とはいえ、8号車が勝ったことはチームにとって良かったですし、彼らは素晴らしい戦いぶりでした。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
まずは、チームと8号車のクルー、おめでとう。このようなビッグレースを3連覇するというのは、TOYOTA GAZOO Racingにとっても大変な偉業です。このレースに向け、チームは昼夜なくハードに働いてきました。マイクと可夢偉を含む誰もが素晴らしい働きをしましたし、私自身もその一部だったと思います。今回は運に恵まれず、我々の7号車にとって望んでいた結果にはなりませんでした。本当に速かっただけに、勝てなかったのは残念ですが、挑戦を続けます。

中嶋一貴(8号車):
TS050 HYBRIDでの最後のル・マンで勝つことができたことは格別ですし、3連覇達成というのも素晴らしいです。我々の今日のレースは浮き沈みの激しい展開でしたが、7号車のクルーも含め、全員が本当に素晴らしい働きをしました。どういうわけか、我々は他の車よりも運に恵まれているようです。7号車がトラブルに見舞われたときは、TOYOTA GAZOO Racingとしてレースに勝つことが全てだったので、その後はとてもタフなレースになりました。それだけに勝利を達成することができ、このチームの一員でいられたことが本当に嬉しいです。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
最高の気分です。チームメイトと、そしてチームがこの様な素晴らしい成果を成し遂げてくれました。ここル・マンでは、レースの流れはあっという間に変わります。レースが始まったときは、スローゾーンのタイミングやタイヤのパンク、ブレーキ冷却のトラブルなど、あらゆる災厄が私に襲いかかってきているように感じました。しかしその後、突然状況は好転して我々は首位に立ち、まもなく後続に5周差をつけるまでになりました。今年のル・マンは、レースは最後まで何が起こるか分からないということを改めて教えてくれました。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
チームメイトと、チーム全てを誇りに思います。このチームに加わったばかりの時は、学習の連続でした。セブ(ブエミ)と一貴のおかげで、この複雑なレースカーを速く走らせることができるようになりました。今日は序盤、幾つかのトラブルに見舞われましたが、支えてくれた最高のメカニックやエンジニアのおかげで、その後は完璧なレースでした。全てが上手く行き、TOYOTA GAZOO Racingには本当に感謝しています。

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LM24:ルマン24時間レース 結果

■中嶋 一貴組のトヨタ8号車が3連勝を飾る!

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2020年9月20日 (日)

LM24:ルマン24時間レース 19時間目途中経過








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