2021年3月 5日 (金)

LM24:今年のルマン24時間レースは8月に延期、有観客レースを目指す

Toyota LMH (C)Toyota Motorsports 拡大します

第89回ルマン24時間レースは、もともと6月12〜13日に開催される予定でした。ただし、Automobile Club de l'Ouestは、該当する安全衛生対策を厳守して、観客がレースに参加できる可能性がある8月21〜22日にイベントのスケジュールを変更しました。

ル・マン24時間レースの主催者であるAutomobile Club de l'Ouestは、世界耐久選手権(FIA WEC)および国際自動車連盟(FIA)と連携して、当初予定されていた第89回ル・マン24時間レースを延期しました。
ACOはシーズンの早い段階でこの決定を下し、競技者、パートナー、観客に可能な限り多くの可視性を提供し、現在のFIAWECカレンダーを維持しています。ルマンサーキットで開催される他のレースやイベントの日程は、現時点では変更されていません。ACOは、この変更によって影響を受ける可能性のあるさまざまなイベントの主催者と緊密に協力しています。

今年のレースでは、新しいハイパーカーが軌道に乗ってデビューするため、ACOはファンの参加を非常に望んでいます。

チケット情報とレース形式の詳細は4月末に発表されます。

Automobile Club del'Ouest代表のPierreFillon氏は、次のように述べています。「ル・マン24時間レースを2年連続で無観客開催することは考えられません。したがって、私たちはそのような事態を回避し、競技者にシーズン全体の明確な見方を提供するためにできる限りのことをしています。私たちは、必要なすべての健康上の予防措置を講じて、安全なイベントを開催するために非常に懸命に取り組んでいます。今年のレースは、新しいハイパーカークラスがデビューするので、もう1つのスリラーになることが約束されています。」

エントリーリストは、2021年3月9日火曜日の午後遅くに公開されます。

ACOプレスリリース

* これに伴い、3月5日ACOは2021年のWECカレンダーを一部改訂した。

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2021年2月22日 (月)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 最終戦アブダビ決勝レポート (根本悠生)

50961721677_b3d65d8c84_k 2021年2月21日
チーム:Garage59
89号車 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
予選:3位 決勝:10位

 2月20日、2021年シーズンのアジアン・ル・マンシリーズの最終戦となる第4戦決勝レース(4時間)が、現地時間16時10分(日本時間21時10分)からアラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われました。
 天候は曇り。気温26度、湿度51%、風速13km/hというコンディションのなか、予選で3番グリッドを獲得したGarage59 89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、エースドライバーのキルホファーが第1スティントを担当しました。
 キルホファー1周目に2台のライバルをかわし、トップに浮上。2周目から2分10秒台刻む89号車は4台のLMP3マシンの隊列を率いて、GTクラス2番手の55号車フェラーリとのギャップを確実に広げにかかりました。
 4周目には自己ベストの2分09秒538を記録し、磐石かと思われた89号車でしたが、クラス2番手とのギャップを2秒以上広げたところで、下位を走るGTクラスのアクシデントのより6周目にセーフティカー(SC)が導入されました。第3戦に続いてまたしても、キルホファーが心血を注いで築いたギャップが消えてしまう形に。
 9周目にSCが解除されてからは、失ったライバルとのギャップを今一度築くべく、キルホファーは猛烈なプッシュをみせます。しかし、13周目にフェラーリを走らせるAFコルセの同士討ちが原因で2度目のSCが導入されることに。2番手とのギャップを6秒以上広げていたにも関わらず、またもやギャップが消え、更なるギャップを築くチャンスまでもが消えてしまいます。
 トップ快走から逆境に立たされたGarage59はここで作戦変更を決断。SC中の17周目、ピットレーンオープンと同時にピットに入り、ジェントルマンドライバーのベンハムにドライバー交代を実施。
 25周目、SC解除となると、背後から迫るプロドライバーの追い上げでベンハムは3番手にポジションダウン。ジェントルマンドライバーがスタートを務めたチームが第2スティントからプロドライバーを投入し、追い上げをみせる展開となり、89号車は再び厳しい戦いを強いられることになりました。

 ベンハムはLMP3マシンを先行させる周回に4秒を失うこともありましたが、優勝への望みを繋ぐために、自身のベストである2分13秒~14秒台のペースで好走をみせます。
 しかし、31周目にFCYが導入され戦局は一変します。これまでの2回のSC、そして1回のFCYの間に続々とライバル勢はピットを済ませていました。アジアン・ル・マンシリーズではピットインの際、3回までは最低停車時間が1分50秒とレギュレーションで決められていますが、4回目以降は最低停車時間の定めがありません。
 その点を突いたライバル陣営はこのFCY中に3回目のピットストップを終え、4回目以降のピットストップで給油のみのスプラッシュを行っても大きなマージンを得られる状態となっていたのです。
 給油のみであれば37秒~50秒の停車時間で済むことから、SC導入中に1回目のピットストップしか行わなかった89号車とは2分近いギャップが生まれてしまうことに。
 ベンハムが乗る89号車は、先述の通りFCY中もコースに留まり4番手を走行。ジェントルマンドライバーの最低乗車時間の55分を超え、そろそろ2回目のピットインというタイミングで6コーナーでLMP2マシンの追突を受けてスピン、その結果マシンに僅かなダメージを受けましたが5番手で43周目、第3スティントを担当する根本悠生に繋ぎました。
 43周目にコースインした根本は2分10秒~11秒のペースで30周を走行。欧州GTレースを中心に活動する著名なベテランドライバーたち
と終盤接近戦を繰り広げました。終盤トラフィックの影響でペースを落とすこともありましたが、チームから求められた仕事を完璧にこなし、6番手で73周目にピットイン。最終スティントを担当するキルホファーにドライバー交代を行いました。
 11番手でコースに復帰したキルホファーは2分10秒~11秒のペースで走行を続けますが、SC&FCY中に3度のピットストップを終え、2分近く先行するライバル勢とのギャップを縮めることは難しく、トップの57号車から1周遅れとなる104周に10位でチェッカーを受けました。
 キルホファーと根本のレースペースはライバルに劣るものではなく、また第3戦でレースペースに苦しんでいたベンハムもペースアップに成功するなど、第4戦はドライバー陣全員が好走をみせていただけに、大変悔しい結果となりました。

 この最終戦をもって2021年シーズンのアジアン・ル・マンシリーズは終了しましたが、根本悠生の2021年シーズンは始まったばかりです。2021年シーズンの更なる挑戦につきましては、後日発表させていただきます。
 今後とも皆様の応援とご支援を支えに、挑戦を続けて参ります。引き続き、根本悠生の活躍にご期待いただければ幸いです。

■根本悠生 コメント
「マーヴィンがまた素晴らしいスタートを見せてくれました。LMP3車両を何台も抜き、2番手の選手に対してLMP3をある種“防御盾”として使うという素晴らしい戦い方でした。しかし何度目か分かりませんが、調子が良いように見える時に限ってSCやFCYが出るというのがこのアジアン・ル・マンでの流れ。今回は今シーズン最長となる30分以上のSCが出ることとなり、このSC中に規定ピットストップを済ませたかどうかが戦略の違い、そして大きな差となってしまいました」
「我々は持てるすべてのペースを引き出し、他車と比較しても遜色ないペースで走行することができていました。自分のスティントでは終盤に酷いトラフィックに巻き込まれてしまいペースを落としてしまいましたが、そこまでのペースや処理、オーバーテイクはとても良かったものだったと思います」
「今シーズンは通常とは異なる形での開催とはなりましたが、この歴史あるGarage59というチームの一員として戦い抜くことができて非常に良かったです。ただ一緒に戦うだけでなく、週末へのアプローチの仕方から取り組み方、仕事の流れなど全てがこれまでと異なり、一日一日が常に学びの連続で大きく成長できたと実感したシーズンでした。またアストン・マーチン・レーシングにも常に手厚いサポートをしてくれたことに感謝しております」
「アジアン・ル・マン・シリーズへの参戦にあたってサポート下さいましたinCELL Garage様、NEXTY Electronics様を始めとするスポンサー様、そして画面を通して応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました。今後の根本悠生の挑戦にも是非ご注目下さい。2週間という短いシーズンでしたが、最高に楽しかったです。ありがとうございました!」

Borderlessプレスリリース

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2021年2月20日 (土)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 第3戦アブダビ 決勝レポート (根本悠生)

50958426946_a23e073cb2_o 2021年2月20日
チーム:Garage59
89号車 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
予選:7位 決勝:9位

 2月19日、2021年シーズンのアジアン・ル・マンシリーズの第3戦の4時間の決勝レースが、現地時間16時00分(日本時間21時00分)からアラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われました。
 天候は晴れ。気温24度、湿度69%、風速26km/hというコンディションのなか、7番グリッドスタートのGarage59 89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、プロドライバーのキルホファーがスタートを担当。
 大混戦となったスタートではライバルの40号車ポルシェをかわし89号車は6番手に浮上、その後の混乱をすり抜けて2番手に浮上したところで、LMP3クラスのマシンがホームストレート上でストップ。この車両の撤去のため、1周目の終盤からセーフティカー(SC)が導入されました。
 セーフティカーは3周目終わりで解除され、レースは再スタート。2番手の89号車はトップを走るチームメイトの88号車を追う展開に。そんななか、またもLMP3クラスのアクシデントで2度目のセーフティカーが導入されました。
 プロドライバーのキルホファーと根本がリードを築き、ジェントルマンのベンハムに繋ぐ作戦を立てていた89号車にとって、2度のSC導入は不運としか言いようがない厳しい状況となりましたが、9周目のリスタートからキルホファーは2分10秒台のハードプッシュを続けます。
 第1スティントの勢いは2番手の89号車にあり、トップの88号車に前を塞がれるかたちで周回が続きました。背後を狙い続けた25周目、LMP2の首位争いを先行させたところで88号車とのギャップが縮まり、バックストレートでオーバーテイクに成功。89号車は首位に浮上します。
 89号車は首位のまま29周目に最初のピットインを敢行、第2スティントは根本悠生が搭乗しました。

大混雑の集団のなかでコース復帰した根本は終始2分10秒~11秒のペースで走行を続け、ライバル勢が1回目のピットを終えた時点でトップを守りきり、2番手に続く88号車のバレンティン・ハッセ-クロ(アストンマーティン・ジュニアドライバー)を0.2秒づつ引き離しにかかります。
 根本は徹底したペースコントロールで首位を守りきり、59周目終わりにピットイン。続く第3スティントはジェントルマンドライバーのベンハムが搭乗しました。
 しかし、ここから89号車の戦いは厳しいものとなります。ベンハムのタイムが想定よりも上がらず、2分14秒~17秒で23周を走行。トップとのギャップが大きく開いたなか、3位で交代のタイミングを迎えます。
 ここで89号車に不運が降りかかります。交代まであと2周という82周目に2度目のFCYが導入されました。
 ライバル勢がFCY中に最後のドライバー交代を終えるなか、89号車はベンハムの搭乗時間がレギュレーションで定められた55分に僅かに足らず、その周にピットに入ることができませんでした。
 そのため、翌83周にピットに入ることになりましたが、ピットに到達するまでにFCYが解除されてしまいます。
 FCY中にピットに入ることができなかった89号車はで上位勢との間に1分以上のギャップが生まれてしまい、ポジションを大きく下げてしまうことに。
 最終スティントはスタートを務めたキルホファーが再び搭乗。11番手でコースに復帰したキルホファーは残り時間41分という僅かななかでトップとの2分というギャップと戦うこととなりました。
 自己ベストとなる2分09秒600を筆頭に2分9秒~10秒台前半というハイペースで果敢に前方を追いますが、上位復帰まで及ばず9位でチェッカーを受けることとなりました。
 一時は優勝の可能性も見えただけに、SC、FCYの導入タイミングに翻弄されることとなった第3戦は大変悔しい結果となりましたが、2月20日(土)、現地時間16時10分(日本時間21時10分)より同じくヤス・マリーナ・サーキットで、2021年アジアン・ル・マンシリーズの最終戦となる第4戦が開催されます。
 3番グリッドと、今季最上位グリッドからスタートを迎える89号車と根本悠生に引き続き、ご期待いただけますと幸いです。

■根本悠生 コメント
「週末の流れを上手く切り替えたかと思われた矢先の不運に見舞われた、そんなレースとなってしまいました。スタートを担当したマーヴィンが素晴らしいアタックで2位に躍り出ると、兄弟車の88号車と共にリードを広げる展開に持ち込むことができました」
「しかしそれをセーフティーカーが、それも2度も水の泡にしてしまうという不運な展開に。兄弟車をドライブしていたのはAMRのファクトリードライバーだったということもあり、LMP2を上手く使ってオーバーテイクを仕掛けたのはとてもインプレッシブでした」
「トップでクルマを引き受けた後はタイヤを傷めないように気をつけつつ、ひたすら逃げる展開を作るためにプッシュしました。数周後にピットに入った88号車が目の前でピットアウトしてきた時はやられたと思いましたが、なんとかフェアにオーバーテイクすることができ、再びトップに立つことができました」
「その後はスーパー耐久で培ってきたトラフィックの処理が活きたのか、周回遅れのクルマやピットアウトしてきたばかりの車両、さらにはクラス違いのLMP3まで5~6台をオーバーテイクすることができました。スティント全体を通して一貫した良い走りを魅せることができ、フィールド内でも最速タイムを数多く記録できたのは、明日の最終戦に向けて良い自信となりました」
「レース後半は主にFCYによる不運があり順位を落とすこととなってしまいましたが、ペースだけを見れば非常に強力なレースをすることができたと思いますし、トラブル多発により失った走行時間を考えると、エンジニアやメカニック含めチーム全体として非常に良い仕事をしたのではないかなと思います」
「明日は早くも最終戦となりますが、悔いの無いよう全力でプッシュし、表彰台獲得に向けてチーム一丸となって頑張ります。引き続き応援宜しくお願い致します」

Borderless プレスリリース

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2021年2月19日 (金)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 第3戦/第4戦アブダビ 公式予選 速報レポート (根本悠生)

50958425816_bf5734667f_o 2021年2月19日
■Garage59/89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
公式予選結果
第3戦予選タイム:2分07秒911(3周目/マーヴィン・キルホファー)
第4戦予選タイム:2分07秒844(5周目/マーヴィン・キルホファー)
第3戦グリッド:7番手/参戦19台
第4戦グリッド:3番手/参戦19台

 2月19日、アジアン・ル・マンシリーズの2021年シーズン第3戦/第4戦の公式予選が、アラブ首長国連邦のヤス・マリーナ・サーキットにて行われました。
 Garage59の89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、キルホファーが予選アタックを担当。
 快晴の元、現地時間9時40分(日本時間14時40分)から行われた15分間の第3戦予選にて89号車は計測3周目から2分07秒911を記録。昨日まで続いたトラブルからの完全復帰を印象づける走りを展開しました。
 5周の計測周回を走行した89号車でしたが、最終的に3周目に記録した2分07秒911が自己ベストとなり、GTクラス7番手、チームメイト88号車に続く、アストンマーティン勢2番手で第3戦予選を終えました。
 なお、第3戦のポールポジションタイムはHubAuto Racingのメルセデスが記録した2分07秒586となります。
 続いて、現地時間10時00分(日本時間15時00分)から行われた15分間の第4戦予選では、計測5周目に2分07秒844を記録し暫定3番手につけました。
 その直後、セッション残り2分42秒のところで、57号車フェラーリがコース脇にマシンを止めたことからセッションは赤旗中断。約4分の中断を経て、現地時間10時17分にセッションは再開されましたが、89号車のタイムを上回るライバルは現れず、89号車は3番グリッドを獲得となりました。

 第4戦のポールポジションタイムはこちらもHubAuto Racingのメルセデスが記録した2分07秒688となります。
 2月19日(金)、現地時間16時00分(日本時間21時00分)からは、いよいよ第3戦の決勝レース(4時間)が行われます。
 引き続き、ル・マン24時間レース参戦権をかけて戦う根本悠生と89号車の走りにご期待いただけますと幸いです。

■根本悠生 コメント
「予選は前回に引き続きクルマをよく知るマーヴィンが担当しました。ドバイ大会の予選とはシステムが異なり、アブダビでは1セットのタイヤで2回の予選を走りきるという形式となりました」
「昨日のテストでは最後に僕が試したフロントダンパーのセット変更が上手く機能していましたが、アタックを担当するマーヴィンがそれをどう感じるかとう点が個人的には少し不安でした」
「しかし、実際走り出すとそのセット変更は彼にとってもポジティブだったようで、安定し且つ良いペースでの走行をしてくれました」
「第3戦予選では肝心のアタックラップでピットアウトしてきた車両に行く手を阻まれるというトラブルもありましたが、第4戦予選では見事3番手タイムを獲得しました。彼のフィーリングとしてはレースペースも非常に良さそうなので、ここから全員でしっかりまずは完走、そして上位を狙えるよう頑張ります」

Borderlessプレスリリース

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2021年2月17日 (水)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 第2戦ドバイ 決勝レポート (根本悠生)

50941633996_84ed491353_c 2021年2月14日
チーム:Garage59
89号車 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
予選:9位 決勝:10位

 2月14日、2021シーズンのアジアン・ル・マンシリーズの第2戦の4時間の決勝レースが、現地時間12時45分(日本時間17時45分)からアラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで行われました。
 気温23度、湿度63%、風速10km/h、天候は晴れというコンディションのなか、9番グリッドからスタートしたGarage59の89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、プロドライバーのキルホファーがスタートを担当しました。キルホファーは3周目には4番手まで浮上し、ジャンカルロ・フィジケラの乗る51号車フェラーリと3番手争いを展開。7周目、他クラスのアクシデントでフル・コース・イエロー(FCY)が導入され、首位を走る40号車ポルシェなど、燃費に余裕がある数台が最初のピットインを敢行。
その翌周、フィジケラもピットに入ると89号車が2番手に浮上します。15周目、2度目のFCYが導入され89号車はFCY導入中の16周目にピットイン、第2スティントは根本悠生がステアリングを握りました。7番手でコース復帰した根本は、翌周には5番手に浮上。6周目、上位勢が1回目のピットを終えた時点で4番手となりました。
 17周目からレース後半にかけて長きにわたり、2分0秒~2分1秒台の安定したペースをキープし続けた根本は50周目の終わりにピットイン。続いて第3スティントを担当したキルホファーは61周目に3番手に浮上すると、上位2台に対しさらにギャップを縮めにかかります。
 79周目、55号車フェラーリとの熾烈なバトルを制し、89号車は2番手に浮上。さらにキルホファーはトップの40号車ポルシェとのギャップを0.6秒まで縮め、84周目終わりに2台同時にピットイン、最終第4スティントはジェントルマンドライバーのベンハムが担当しました。

 ピットでの3秒のロスもあり、5番手でコース復帰したベンハムでしたが、2分3秒~5秒台とペースが思うように上がらず、背後から迫るプロドライバーの猛追もあり、徐々に順位を下げてしまいます。その結果、89号車は最終スティントで5つポジションを下げ、114周目にトップから1周遅れとなる10番手でチェッカーを受けました。
 次戦となる第3戦は2月19日(金)よりアラブ首長国連邦、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われます。
 引き続き、89号車と根本悠生にご期待いただけますと幸いです。

■根本悠生 コメント
「昨日からセットアップへの大きな変更はせず、主にデフ関係の調整を施し臨みました。昨日とは打って変わってレース序盤にFCYが出る
という展開となり、各チームで戦略の違いが出た面白いレースになったと思います」
「我々はスタートドライバーを担当したマーヴィンがフェラーリに引っ掛かり思うようにペースを上げられていなかったこともあり早めにピットイン。クルマを受け取ってからは昨日よりも大幅にアベレージタイムを上げることができ、安定したスティントにすることができました。ようやくクルマの特性を理解し自身を持って攻めきることができるようになったこともあり、楽しく走りきることができました」
「今回の結果は、最後のマイクのスティントで思うようにタイムを伸ばしきれなかったのが大きな要因となってしまいましたが、クルマのセットアップ面だったのか、ドライビング面だったのか、これからしっかり検証しドライバー陣全員で更にペースを上げられるよう頑張ります。」
「ドバイでの長いレースウィークも終わり、数日の休暇を経てアブダビへ向かいます。モチベーションも高く、今から楽しみです。引き続き応援宜しくお願い致します。今週末もありがとうございました」

Borderlessプレスリリース

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2021年2月14日 (日)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 第1戦ドバイ 決勝レポート (根本悠生)

50934251973_146555193b_c チーム:Garage59
89号車 アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
予選:9位 決勝:17位

2月13日、2021シーズンのアジアン・ル・マンシリーズの第1戦の4時間の決勝レースが、現地時間14時15分(日本時間19時15分)からアラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで行われました。
 昨日まで霧に包まれたドバイ・オートドロームでしたが、決勝日の天候は晴れ。気温22度、湿度65%、風速13km/hというコンディションのなか、9番グリッドからスタートしたGarage59の89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、ジェントルマンドライバーのベンハムがスタートを担当。
 スタートでは、半数以上の車両がプロドライバーによるスタートを選択していたこともあり、89号車は1周目に14番手まで順位を落とします。しかし、ベンハムは2分1秒~2分2秒台の好ペースで周回を重ね、ライバルのスピンもあり、13番手までポジションを戻すと27周目終わりにピットイン。セカンドスティントを担当する根本悠生にステアリングを託しました。
 搭乗直後から根本はLMP2、LMP3も合わせて全36台が走行する混雑のなか、徹底したレースペースの維持に取り組み、2分1秒台をキープ。ライバル勢とのギャップを縮めつつも、作戦上の違いから見た目上の順位は変わらず13番手のまま、55周目に早めのピットインを敢行し、第3スティントを担当するキルホファーにドライバーチェンジ。
 しかし、ここで89号車に不運が降りかかります。キルホファーがコースインした直後に、LMP3クラスのマシンがコース脇にストップし、フルコースイエローが掲示されました。それに伴い各社一斉にピットロードへ。ライバルがフルコースイエローの恩恵を受けるなか、89号車は17番手まで順位を下げてしまいます。

89号車の主力選手であるキルホファーは第3スティント、そして最終第4スティントを担当。順位を15番手まで戻し、終盤には1分59秒台のペースで追い上げにかかります。しかし攻めたアタックを重ねた結果、トラックリミット違反を重ねてしまい、ドライブスルーペナルティが掲示されてしまいました。
 ペナルティを消化後、17番手でコースに復帰した89号車は15番手まで順位を戻すも、残り20分弱というところで右リヤタイヤがパンク。ピットでリヤタイヤ両輪交換を強いられたことでポジションを17番手まで下げることになり、そのまま113周目、クラストップから3周遅れでチェッカーを受けました。
 第1戦決勝は89号車にとって不運が降りかかるとともに、大きな課題を残した1戦となりました。第2戦は明日2月14日(日)、現地時間12時45分(日本時間17時45分)から、同じドバイ・オートドロームで行われます。
 引き続き、89号車と根本悠生にご期待いただけますと幸いです。

■根本悠生 コメント
「初めてのアジアン・ル・マンは思うようなレースとはなりませんでした。スタートを担当したマイクは非常にコンスタントな走りで他との接触も無く順調に進めてくれたのですが、ピットストップの際に機材のトラブルが発生し大幅にタイムを失うことに。更にはFCYのタイミングも僕らにとっては良くなく、1回目のピットストップだけで他車と比較しても1分弱を失ってしまいました」
「僕に交代してからは初めての燃料フルタンクに戸惑い、序盤にわずかにリヤタイヤを使いすぎてしまいました。特に僕の担当した第2スティントは一日の中で最も気温・路温が高い時間帯だったということもあり、酷いオーバーステアと戦いながらの走行となりました」
「マービンに交代してからも不運は続きました。トラックリミット違反によるドライブスルーや、残り20分というところでまさかのパンクにも見舞われ、レース全体を通して厳しい戦いとなりました」
「考えうる悪いことは全部消化したのではないかと思うようなレースでしたが、ここから学び、第2戦決勝ではミスなくコンスタントに上位に居られるよう頑張りたいと思います」

Borderlessプレスリリース

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2021年2月13日 (土)

AsLMS:アジアン・ル・マンシリーズ 第1戦/第2戦ドバイ公式予選レポート (根本悠生)

50935467992_2bc500fc69_c-1 2021年2月12日
■Garage59/89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3
公式予選結果
ベストタイム:1分56秒517(5周目/マーヴィン・キルホファー)
セカンドベスト:1分56秒960(3周目/マーヴィン・キルホファー)
第1戦グリッド:GTクラス9番手/参戦19台
第2戦グリッド:GTクラス9番手/参戦19台

2月12日、アジアン・ル・マンシリーズの2021年シーズン第1戦/第2戦の15分間の公式予選が、現地時間9時55分(日本時間14時55分)からアラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで行われました。ベストタイムで13日に行われる第1戦の、セカンドベストタイムで14日に行われる第2戦のグリッドが決定される中、Garage59の89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3(マーヴィン・キルホファー/マイク・ベンハム/根本悠生)は、キルホファーが予選アタックを担当しました。

昨日に引き続き、霧がサーキット全体を覆うなか、キルホファーは果敢にアタックに臨みます。しかし、計測2周目と4周目、そして6周目に好タイムを記録するもトラックリミット違反を取られてしまい、3周分のタイムが抹消となってしまいました。それに伴い、15分と短いセッションの中、89号車のベストタイムは5周目に記録した1分56秒517で19台が参戦するGTクラスで9番手。セカンドベストタイムは3周目に記録した1分56秒960でこちらもGTクラス9番手となりました。

なお、公式予選のGTクラストップタイムはPrecote Herbeth Motorsportのロバート・レナウアー(ポルシェ911 GT3 R)が記録した1分55秒552となります。トラックリミットに翻弄された予選となりましたが、明日2月13日(土)、現地時間14時15分(日本時間19時15分)からは、いよいよ第1戦の4時間の決勝レースが行われます。引き続き、89号車と根本悠生の走りにご期待いただけますと幸いです。

■根本悠生 コメント
「昨日のテストからチーム全員でデータ解析を行いセットアップ変更を施しましたが、それが良い方向だったことを証明できた予選になったのではないかと思います」
「アタックを担当したマーヴィンも、トラックリミット制限によるタイム抹消を受けたものの、クルマのフィーリングは上々だとコメントしており、決勝への準備もだいぶ仕上がってきたと思います」
「大事なことはセットアップやチームのオペレーションが間違った方向に行くことなく、常に改善方向に向いていることであり、今回はそれが短い時間の中でそれが出来ていると感じています」
「いよいよ明日は第1戦決勝となりますが、ほどよい緊張感の中でしっかりと準備し、シリーズタイトル獲得に向けて懸命に戦います。引き続き宜しくお願い致します」

Borderless 根本悠生 プレスリリース

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2021年2月10日 (水)

AsLMS:2021年 アジアン・ル・マン・シリーズ 第1戦ドバイ 速報レポート 非公式テストセッション(根本悠生)

2021.02.10
アジアン・ル・マンシリーズ 第1戦/第2戦ドバイ
非公式テストセッション速報レポート

 2月9日、アジアン・ル・マンシリーズの2021年シーズン第1戦/第2戦を前にした3時間のテストセッションがアラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームで行われました。
 現地時間15時(日本時間20時)から開始されたセッション。根本悠生の乗るGarage59の89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3は、マーヴィン・キルホファー(Marvin Kirchhofer/26歳 ドイツ)のドライブでセッション開始直後よりコースイン。

 LMP2、LMP3といったル・マン・プロトタイプカーも含め36台が走行する中、キルホファーは序盤から安定したラップを刻み、6周目に2分00秒587の自己ベストタイムを記録しました。
 キルホファーは8周目にピットインし、マイク・ベンハム(Mike Benham/49歳 イギリス)にドライバー交代。ジェントルマンドライバーのベンハムは16周目に2分04秒097の自己記録して17周目にピットインし、根本悠生へとドライバー交代を行いました。

 根本にとって初走行となったドバイ・オートドロームでしたが、事前のシミュレータートレーニングの甲斐もあり、計測1周目から2分3秒台を刻みます。6周の走行を終えた根本は25周目にピットに入り、再びキルホファーにドライバー交代。根本の最初の搭乗でのベストタイムは23周目に記録した2分03秒005となりました。
 セッション開始1時間20分ごろ、テストも順調に進むかと思われた矢先、キルホファーの乗る89号車のギアボックスからオイルが漏れていることが判明。89号車は31周目終わりにピットに入ると長時間の修復を強いられることに。

 チームは懸命に修復作業に取り組み、約1時間36分後、セッション終了まで5分のところでコースに復帰することが叶いました。
 コース復帰後、キルホファーのドライブで2周を走行したところでチェッカーとなり、計34周の走行でセッション終了となりました。

 その結果、89号車はキルホファーが6周目に記録した2分00秒587が自己ベストタイムとなり、18台が出走したGTクラスの16番手となりました。なお、GTクラスのベストタイムはPrecote Herbeth Motorsportの93号車ポルシェ911 GT3 Rが3周目に記録した1分57秒576となります。

 次の走行は2月10日の現地時間10時(日本時間15時)から行われる2時間の『テストセッション1』、続いて現地時間16時(日本時間21時)から行われる2時間の『テストセッション2』となります。本セッションではマシントラブルにより走行時間も僅かとなりましたが、明日の走行での89号車アストンマーティン・ヴァンテージAMR GT3が本来のポテンシャルを発揮する姿、そして根本悠生の走りにご期待いただけますと幸いです。

■根本コメント:
「いよいよ初走行を迎えましたが、セッション中盤からギアボックストラブルにみまわれ思うようなセッションにする事は出来ませんでした。しかし初合流のチーム、初走行のサーキットで6周ほど走行する事ができ、本格的なテストが始まる明日のセッションに向けて貴重な経験とデータを得ることが出来ました。」

「ただタイムを追いかけるのではなく、一歩一歩経験を積みながら確実に前に進めるようチームとプログラムを組むことが出来ているので、焦らずに着実に頑張りたいと思います。」

BORDERLESSプレスリリース

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2021年1月19日 (火)

WEC:2021年WECカレンダー

(C)Toyota Motorsports 拡大します

 

 

 

 

2021WEC カレンダー
Rd. Date Race Country
1 05月01日 スパ・フランコルシャン6時間 ベルギー
2 06月13日 ポルティマオ8時間 ポルトガル
3 08月21日-22日 ルマン24時間 フランス
4 07月18日 モンツァ6時間 イタリア
5 09月26日 富士6時間 日本
6 11月20日 バーレーン8時間 バーレーン

 

 

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2020年11月15日 (日)

コンウェイ/小林/ロペス組がWECドライバーズチャンピオン獲得! TS050 HYBRIDはラストレースを1-2フィニッシュで飾る (TOYOTA GAZOO Racing)

(C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年11月15日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第8戦 バーレーン8時間 決勝
11月14日(土)バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)の今季最終戦となる第8戦バーレーン8時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車がポール・トゥ・ウィン。マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組のTS050 HYBRID 7号車が2019-2020年シーズンのWECドライバーズチャンピオンを獲得しました。8号車は2位に入り、TS050 HYBRIDにとってのラストレースを1-2フィニッシュで締めくくりました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
決勝結果 : 1位, 263周、ピットストップ10回、グリッド:1番手、ベストラップ:1:42.637

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
決勝結果 : 2位 (トップと1:04.594差), 263周、ピットストップ10回、グリッド:2番手、ベストラップ:1:42.833

過去2回、ル・マン24時間レースで苦渋を味わった7号車が、今大会、ポールポジションから着実に263周を走り抜き、ついに悲願のチャンピオンを獲得しました。

ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ブエミと中嶋一貴の2名とブレンドン・ハートレーが組んだ8号車は、首位から64.594秒差の2位で続き、チームにとって完璧な結果となる1-2フィニッシュを果たしました。

今回のバーレーン8時間レースは、トヨタが2012年より参加してきた耐久レースの歴史に残るLMP1の時代に幕を下ろすレースとなりました。この9年間(8シーズン)でチームは64戦を戦い、29勝と26のポールポジション、24のファステストラップ、そして3回のチームとドライバーダブルタイトルを獲得してきました。

この9年間の間に、燃料消費率は35%改善し、ル・マンでのラップタイムは10秒更新。TS050 HYBRIDと共にチームは耐久レースの新たな一時代を築き、サルト・サーキットでのコースレコードタイムを記録しました。

2016年にデビューしたTS050 HYBRIDは、延べ11人のドライバーにより34戦を戦い、ル・マン3連覇を含むWEC戦19勝と16のポールポジション、15のファステストラップを記録しました。

今季のWEC最終戦となったバーレーン8時間レースは、2台のTS050 HYBRIDによる、レースの勝利とワールドチャンピオンをかけての争いでしたが、7号車は8号車に対し1周あたり0.54秒のサクセス・ハンディキャップを得て有利な状況で臨みました。

コンウェイがスタートを担当した7号車は、首位を守り、小林、ロペスへとドライバーを交代しながら着実に後続を引き離していきました。8号車はブエミがスタートを担当し、ハートレー、中嶋とともに懸命に追いましたが、サクセス・ハンディキャップの影響で厳しい戦いとなりました。

レースが半分を過ぎた頃、2台の差は75秒ほどに開いていましたが、ピットレーン入口の破片除去のためにセーフティカーが導入され、この差は一気に縮まりました。中嶋、そしてブエミが首位の7号車へのプレッシャーをかけていきましたが、ロペスからコンウェイへと繋いだ7号車は再びリードを拡げていきました。

レース残り2時間の時点で、2台のタイム差はまだまだ予断を許さない30秒ほどとなっていましたが、最後の1時間ではその差は1分に広がり、最終ドライバーを担当した小林が、263周を走破しトップでフィニッシュラインを通過。この瞬間、7号車の3人が世界チャンピオンを勝ち取りました。8号車は中嶋が2位でのチェッカーを受け、5ポイント差でランキング2位となりました。

2019-2020年シーズンのWECは砂塵の中で幕を閉じましたが、既に2021年シーズンへ向けた準備は始まっています。チームは来年3月19日に開催されるセブリング1000マイルレースでのデビューに向けて、新たなハイパーカー規定に則った車両での耐久テストを今後数ヶ月間にわたって行う予定です。

村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
マイク、可夢偉、そしてホセ、世界チャンピオンおめでとう!耐久レースはチームでの戦いであり、今季の彼らのパフォーマンスはチャンピオンにふさわしいものでしたし、彼らのチームスピリットとここまで戦い抜いた姿勢を誇らしく思います。また、新型コロナウイルス感染症で世界的に自粛制限などがある中、大変な努力でシーズンを全うしてくれたWECの主催者、関係の皆様、そして応援し続けてくれたファンの皆様に心より感謝しております。
LMP1の時代とTS050 HYBRIDにとって最後のレースは、大変感慨深いものでした。この8シーズンの間、様々な想い出があり、興奮冷めやらぬレースや素晴らしいライバル、そして最高のクルマたちを思い出します。この期間、WECの一員として携われたことに改めて感謝するとともに、新たなハイパーカーの時代もファンの皆様に素晴らしいレースを見せられるよう尽力いたしますので、引き続きご期待ください。

小林可夢偉(7号車):
日本、そしてドイツのケルン(TGR-Europe拠点)からサポートしてくれた全ての人々に感謝します。振り返れば、2016年からTS050 HYBRIDの開発のために本当にハードワークを続けてくれました。簡単ではありませんでしたが、今となってはこの最高の車とともに素晴らしい想い出です。チームはル・マン3連覇し、我々は7号車とともに世界チャンピオンを獲得しました。これ以上の結果は望めないでしょう。しかし、これはドライバーだけで成し遂げられた記録ではありません。メカニック、エンジニアやこのプロジェクトに携わった全ての皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。

マイク・コンウェイ(7号車):
タフでしたが素晴らしいシーズンを終え、今日、世界チャンピオンとして立つことができ、最高の気分ですホセ、可夢偉と私にこのチャンピオン獲得のチャンスを与えてくれたチームに本当に感謝しています。7号車のドライバー及び8号車のチームメイトはシーズンを通して素晴らしい戦いをし、本当に最高です。これがTS050 HYBRIDの最後のレースになるのは少し悲しいですが、我々にとって有終の美を飾れたと思います。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
レースで勝って世界チャンピオンになるというのは本当に格別な気分です。ドイツのケルン(TGR-Europe拠点)や東富士研究所で何年にもわたって最高のクルマを作り上げ、我々を支えてくれた全てのスタッフに感謝します。信じられないようなシーズンでした。我々は目標を達成するために懸命に努力を続け、可夢偉、マイクとともについに世界チャンピオンを獲得しました。私にとって2人は兄弟のような存在になりました。本当に最高の気分です。

中嶋一貴(8号車):
7号車のみんな、チャンピオン獲得おめでとう。彼らはシーズンを通して素晴らしい走りを見せ、タイトルにふさわしい戦いぶりでした。我々もル・マンで勝ちましたし、良いシーズンでしたが、この最終戦バーレーンではサクセス・ハンディキャップに苦戦しました。一時は接近して面白いレースにもなりましたし、良い戦いでした。また、シーズンを通して素晴らしい仕事をしてくれたメカニックやエンジニアにも感謝します。今はハイパーカーを初ドライブするのが楽しみです。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
7号車とミス無くレースを戦いきったチームに祝福を送ります。我々8号車は全力を尽くして戦いました。サクセス・ハンディキャップは思いのほか厳しかったですが、レースの結果には満足しています。我々も完璧なレースを戦いましたが、勝つチャンスはありませんでした。これも人生です。勝つこともあれば、負けることもあります。TS050 HYBRIDとは、これで最後だと感慨深く、自分の最終ラップまで楽しんで走りました。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
我々は8号車で良いレースを戦えたと思います。サクセス・ハンディキャップにより、1周あたりコンマ5秒以上の差があることは分かっており、それでも全てを出し切りました。周回ペースは悪くなかったのですが、サクセス・ハンディキャップを跳ね返すまでには至りませんでした。ミス無くレースを戦い抜いた7号車を祝福します。彼らは世界チャンピオンに値する仕事を成し遂げました。

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