2010年プジョー908 HDi FAP (C)Peugeot Media 拡大します
2月22日、プジョー・スポールは908HDi FAPによるルマン24時間レースならびに、セブリング12時間レース、ルマンシリーズ(LMS)へのスポット参戦と、そのドライバーラインナップを発表した。
今年4シーズン目となる908HDi FAPによるスポーツカープロジェクトは、マシン面では今年のフランス西部自動車クラブ(ACO)のルマンレギュレーションに合わせて、いくつかのモデファイを行っている。まず、空力面ではフロント・デフューザーとエンジンカバーが変更を受けた。エンジンはガソリンエンジンとの戦力均衡を図るためエアリストラクターが38.3mmから37.8mmに縮小され、ターボのブースト圧も2.75barから2.59barまで下げられた。これによりエンジンパワーは約40馬力減少している。プジョーはこれに対応するため、エンジンのフリクションロスの減少と潤滑系の見直しと、吸排気バルブの改良により燃焼効率をアップさせている。
ボディも大幅な軽量化に取り組み、信頼性と最新のボディワークのレギュレーションによる変更にもかかわらず、昨年並みの重量に抑えている。また2009年のルマンで問題となったギアボックス、クラッチとトランスミッション、ブレーキ、ホイールアッセンブリー、エアコンディショナーについてより信頼性を高める改良が加えられている。また、タイヤについてもドライ、インターミディエイト、ウエットのすべてについてミシュランと密接な連携による作業を行っている。
ドライバー・ラインナップについては、ルマン24時間レースではNo.1マシンに、マルク・ジェネ、アレキサンダー・ブルツに新たにアンソニー・デビッドソンが加わった。No.2にはニコラ・ミナシアン・フランク・モンタニー、ステファン・サラゼンの組み合わせ、No.3にはセバスチャン・ボーデ、ペドロ・ラミーにサイモン・ペジノと、合計9名となった。クリスチャン・クリエンがリザーブドライバーに、グレゴリー・ギルバートがテストドライバーとして起用されている。
また、プジョーはルマン24時間レース以外に、ALMS開幕戦セブリング12時間レース(3月18日~20日)、LMSのスパ・フランコルシャン戦(5月7日~9日)、LMS/インターコンチネンタル・ルマンカップのシルバーストーン戦(9月10日~12日)、さらに決定ではないもののインターコンチネンタル・ルマンカップの上海戦(11月12日~14日)に出場する。
セブリング12時間レースについては、No.07マシンにルマンのNo.1の3名が、No.08にはルマンのNo.3マシンの3名がドライブすることが決定している。
プジョースポールのマネージャー、オリビエ・ケネルは、2011年のプジョーのルマン参戦について明言は避けたものの、マシンは『90X』のニックネームがつけられているとして、来年以降の参戦継続を示唆している。
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