2022年2月24日 (木)

Special:根本悠生、ファナテック・GT ワールドチャレンジ・ヨーロッパ&イタリア G T のエンデュランスカップに参戦 (BORDERLESS LLC.)

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2022 年 2 月 23 日
合同会社ボーダーレス所属のレーシングドライバー根本悠生(25 歳)は、ヨーロッパの 5 ヵ国を転戦する 2022 年のファナテック・GT ワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランスカップ、ならびにイタリア国内で開催されるイタリア GT 選手権のエンデュランスカップに、ランボルギーニのモータースポーツ部門『スクアドラ・コルセ』のサポートチームであるヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)から参戦いたします。

ランボルギーニが展開する若手ドライバー育成プロジェクト『ランボルギーニ GT3 ジュニア・プログラム』の一員である根本悠生は 2021 年、インターナショナル GT オープンに参戦。シリーズランキング 4 位に入
り、VSR のチームチャンピオン獲得に貢献しました。また、同年にはトタル・スパ 24 時間レースにも挑戦。マシントラブルにより決勝はリタイアとなりましたが、世界三大耐久レースの一戦に数えられる伝統の一戦を経験し、またひとつ成長に繋げることができました。

世界一の GT ドライバーを目指し、2022 年シーズンは 2 つの耐久シリーズでヨーロッパの強豪との激しい戦いに挑みます。引き続き、根本悠生と VSR の活躍に、ご期待ください。

根本悠生 コメント
「今シーズンは長年夢見てきたファナテック・GT ワールドチャレンジ・エンデュランスカップと、2020 年に欧州で初のチャンピオンを獲得したイタリア GT のエンデュランスカップという 2 つの耐久シリーズへ参戦させて頂きます」
2 つの選手権への参戦が実現したのは、僕を信じ、挑戦を続けさせて下さるランボルギーニ・スクアドラ・コルセ、VSR、そしてスポンサーの皆様、ファンの皆様のご支援、ご声援のお陰です。いつも沢山の応援を本当にありがとうございます」
2016 年に初めて欧州のレースへ参戦して以来、7 年目にしてようやく欧州 GT レースの最高峰シリーズへの参戦が実現したことを、非常に嬉しく思います。今シーズンは例年以上に熾烈な戦いになると言われているシルバークラスへの参戦ということで、これまで学んできた経験を活かしチーム一丸となって全力で戦います」

「またイタリア GT も強力なラインナップで戦います。エンデュランスシリーズへは 2020 年にもスポット参戦し、表彰台も獲得するなど、個人的にも馴染みのある選手権です。チーム、そしてランボルギーニのお膝元であるイタリアで、スプリントカップに続きエンデュランスカップでもチャンピオンを獲得し、ファクトリードライバーという夢に大きく前進できるよう頑張ります。皆様、引き続き根本悠生への応援を何卒宜しくお願い申し上げます」

根本悠生プレスリリース

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2022年2月 7日 (月)

ROC:レースオブチャンピオンズ個人戦結果

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2月6日、レースオブチャンピオンズは前日のネーションズカップに続いて個人戦が行われ、9度のワールドラリーチャンピオン、セバスチャン・ロウブが決勝でセバスチャン・ベッテルを下し、2008年以来4回目の王座を獲得した。会場のバルト海沿岸スウェーデンの会場は吹雪のコンディション。
準決勝にはトム・クリステンセンとマティアス・エクストロームが進出。前日のネーションズカップで優勝したチーム・ノルウェーのペターとオリバーのソルベルグ親子は、いずれもロウブに敗れている。ジミー・ジョンソンは準々決勝で敗退、ミカ・ハッキネンはラウンド16で敗れている。

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2022年2月 6日 (日)

ROC:レースオブチャンピオンズ ネーションズカップ結果

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モータースポーツ界の異種格闘技、今年のレースオブチャンピオンズは大会史上初となる雪と氷の屋外コースのバルト海沿岸スウェーデンで開幕した。
2月5日行われたネーションズカップ(国別対抗戦)では、ペターとオリバー・ソルベルグ親子のチームノルウェーが、決勝でチームUSAのジミー・ジョンソンとコルトン・ハータを下して優勝を飾った。
ミカ・ハッキネンとWシリーズドライバー、エマ・キミライネンのチーム・フィンランドと、トム・クリステンセンと世界ラリークロスチャンピオン、ヨハン・スリストファーソンのチーム・ノルディックが準決勝に進出している。チーム・フィンランドはバルテリ・ボタスが出場予定だったが、F1アルファロメオチームの仕事と重なり急遽変更となった。
過去7回ネーションズカップを制しているセバスチャン・ベッテルは、ミック・シューマッハとチーム・ジャーマニーから参加したが早々に敗退した。
大会は明日個人戦が行われる。

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2022年1月15日 (土)

DAKAR:ワン・ツー・フィニッシュで市販車部門9連覇を達成 ランドクルーザー200が有終の美を飾る (TLC)

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STAGE 12 & GOAL CEREMONY1月14日(金)

戦況
1月14日(金)、ダカールラリー2022はサウジアラビアのビーシャ~ジェッダ間で166.57㎞の最終SS(競技区間)を実施してゴール。その後ジェッダの海岸沿いのF1サーキットのコース上に設けられた会場でゴールセレモニーが行われ14日間の大会が終了した。トヨタ・ランドクルーザー200の2台体制で市販車部門に参戦しているTLCは同SSを三浦昂(トヨタ車体社員)/ローラン・リシトロイシター組の242号車が総合51位、ロナルド・バソ/ジャン・ミッシェル・ポラト組の245車が同52位でゴール。この結果により242号車が累積順位を総合38位として市販車部門優勝、245号車が同じく総合43位で部門2位を獲得し、TLCは市販車部門9連覇の大記録をワン・ツーフィニッシュで達成した。また、ダカールラリーの2009年大会から14年間に亘って活躍し、今大会がラストランとなるランドクルーザー200は、その有終の美を飾ることになった。

この日のステージはビーシャのビバークからリエゾン(移動区間)で230㎞北上した山間地からSSがスタート。
SSは小さい山の間を越えて行くグラベル(堅い土の路面)で始まり、その後、たくさんのワダチがある丘陵に変化する。
ここでは頻繁に指示が変わるカップ(方位)に対して正しいワダチをトレースするのが難しく、ナビゲーションの正確性が求められた。終盤になると路面は砂地に変化。ワジ(枯れ川の底)を走ってゴールする。距離は短いが石によるパンク、またスタックのリスクもある気の抜けないコースだった。その後再び286.26kmのリエゾンを走り、最終ゴール地であるジェッダに到着した。

短いSSだが、ここでリタイアしたら完走とは認められない。TLCの2台は慎重な走りでこの最終ステージに臨み、難関なナビゲーションの難関もノーミスでクリア。もちろんスタックもパンクもなく、無事ゴールに到着して息をついた。

今大会のゴールセレモニーは昨秋F1が初開催されたばかりのジェッダ・コーニッシュ・サーキットが会場となり、コース上にゴールポディウムが設営された。TLCがポディアムに到着したのは午後8時過ぎ。2台のドライバー/ナビゲーターは主催者から市販車部門優勝と2位のトロフィーを受け取り、歓声に手を振って応えていた。今大会は砂の比率が高く、TLCが参戦する市販車部門には厳しい内容に。当初エントリーした5台のうち、完走を果たしたのはTLCの2台のみという過酷な大会だった。

本日までの累計順位 (第12ステージ終了時点)
CAR No. ドライバー&ナビゲーター 市販車部門順位 クラス順位 総合順位
242 三浦/リシトロイシター 1 位 1 38
245 バソ/ポラト 2 位 2 43
本日のステージ順位 (第12ステージ終了時点)
CAR No. ドライバー&ナビゲーター 市販車部門順位 クラス順位 総合順位
242 三浦/リシトロイシター 1 位 1 51
245 バソ/ポラト 2 位 2 52

角谷監督
今大会では早い時点で市販車部門は我々だけになりましたが、2台のクルーは毎ステージをより良く走るためにモチベーションを落とさずに走ってくれたのが嬉しかったです。例年より到着が遅くなってしまいましたが、メカニック陣も遅くからの作業にも対応してくれ、毎日夜中まで必死に作業してくれたことには感謝しかありません。 本当に良いチームで戦えて良かったと心底思いました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。

三浦ドライバー
今日のSSは砂路面はそれほどありませんでしたが、ナビゲーションが難しかった。でもローランがミスなくリードしてくれたおかげでランクル200でのラストステージにふさわしい良い走りが出来ました。TLCの市販車部門9連覇に関われたことを誇りに思います。また、今回の200はこれまでの14年間で一番良いランドクルーザーに仕上げられました。これまで開発から関わってくださった人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

リシトロイシターナビゲーター
今回はそれほどメカニカルトラブルに見舞われなかったですし、初めて履いたTOYO TIRES製のタイヤもとても良かったです。規定の変更で我々のスタート時間が遅いのは(途中で暗くなるのが)ちょっと問題で、ナビゲーションも難しかったですが、アキラは難しい砂のステージで良い走りをしてくれました。

バソドライバー
自分は砂のステージが好きなので、今年のダカールラリーは気持ちよく走れました。ランクル200の走りはとても良く、2台でワン・ツーフィニッシュが出来たことを嬉しく思います。

ポラトナビゲーター
とりわけ後半は柔らかい砂が多くて大変でしたが、主催者の運営を含めて良い大会だったと思います。チームの市販車部門9連覇達成のお手伝いが出来て良かったです。

中武メカニック(福岡トヨタ)
福岡トヨタからの派遣3年目は自分でも成長出来たことを感じられる一年でした。今朝、クルマを送り出すときに各部をチェックしていて、ああこれで最後なんだなと思ったら涙が出ました。

穴見メカニック(福岡トヨタ)
初めてのダカールラリーは全然思うように仕事が出来ませんでした。これからフランス人メカニックに信頼してもらえるメカニックになれるように全力で頑張ります。

日野自動車プレスリリース

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DAKAR:ステージ12:初参戦のハイブリッド搭載HINO600シリーズが総合22位完走 ダカール2022ゴール場所のジェッダに到着 (日野自動車)

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2022年1月15日
 ダカール2022は1月14日、サウジアラビアのビーシャ~ジェッダ間で最終のステージ12を実施してジェッダの最終ゴールに到着。海岸沿いのF1サーキットでポディアムセレモニーが行われて14日間の大会の幕を閉じた。

 ハイブリッドシステムを搭載したHINO600シリーズでトラック部門に参戦した日野チームスガワラは166.57㎞の最終SS(競技区間)をトラック部門総合15位で走破し、累積順位のトラック部門総合22位で完走。日野自動車にとって1991年の初参戦以来となる31回完走を果たした。

 この日はビーシャのビバークから230㎞のリエゾン(移動区間)でビーシャの北方へ移動。166.57kmの最終SSは内陸の山間地が舞台となった。序盤の路面は小さい山の間を越えて行くグラベル(堅い土の路面)だったが、やがてたくさんのワダチがある丘陵に変化。頻繁に指示が変わるカップ(方位)に対応しながら正しいワダチを見つけてトレースする、ナビゲーションの難しい区間となった。終盤になると路面は砂地となり、ソフトなワダチやワジ(枯れ川の底)を通過してゴール。距離は短いが石によるパンク、またスタックの可能性もあるリスキーなコースだった。SSを終えた競技車は再び286.26kmのリエゾンを走り、最終ゴール地であるジェッダに到着した

 昨日の競技中にオートマチックトランスミッションのトラブルに見舞われたHINO600シリーズはビーシャのビバークでミッションを交換して復旧。一昨日の電気系トラブルに続いて大幅なタイムロスとなったが、チームはひとつでも順位を上げてジェッダにゴールするべく、集中力を高めてこの最終SSに臨んだ。昨日までの不具合を解消したHINO600シリーズは快調な走りを見せ、ナビゲーションが難しい区間もミスなくクリアして総合15位でゴールした。

 今大会のゴールセレモニーは海岸沿いの観光スポット、昨秋F1GPが初開催されたばかりのジェッダ・コーニッシュ・サーキットが会場となった。コース上に大きなゴールポディアムが設営され、トラックを含む全完走車両が登壇する。日野チームがポディアムに到着したのは午後8時過ぎ。大きな鯉のぼりを取り付け、ルーフ上にメカニックたちを載せたHINO600シリーズで登壇した菅原照仁/染宮弘和/望月裕司の3人は観客の歓声に手を振って応えていた。

菅原照仁
約2年間を掛けて開発したハイブリッドシステム搭載車両は多くの方々にサポートして頂いたプロジェクトでもあります。トラブルの発生により期待にお応えすることができませんでしたが、問題の出たところは全てラリーの本番を走らないと確認出来ない部分です。今回の結果は将来に繋がるものだと思います。これだけトラブルが出たことはなかったので大変でしたが、メカニックも大変だったと思う。改めて感謝したいです。

染宮弘和
なんとかクルマをゴールまで連れて帰ることが出来て良かった。昨日のステージではウェイポイント不通過のペナルティを課された上で順位がついているので、今回の結果は立派な完走だと思います。

望月裕司
大会中を通じて様々なトラブルが発生しましたが、おかげで乗車メカニックとしてはこれまでで一番機能することが出来たと思います。今回はチャレンジをした年なので、順位は後退しましたが得たものは大きい。今後の開発に必ず活かせると思います。大変な半面、ボンネットキャブになって乗り心地が良くなり、体力的にはラクでした。

濱井抄太郎
ハイブリッドは初めてのチャレンジでトラブルもありましたが、最後まで機能することが出来て良かった。貴重なデータが取れたので次につなげたいと思います。

鈴木誠一
電気系のトラブル、2年目のオートマチックトランスミッションのトラブルと色々ありましたが、今後に向けて耐久性のデータがとれたのは良かったと思います。

佐藤龍晴
初めてラリーに参加して競技の厳しさを体感しました。今の課題はクルマづくりの信頼性を向上させていくことだと思います。

西山雅貴
ハイブリッドだけでなく、いろいろなところにトラブルが出てしまいました。HEVで速くなったことについてこられない印象です。ともあれ次に繋がる大会になったと思います。
良川幸司
今回はトラブルが多かったですが、次に役立つ経験が出来ました。この経験が今後のより良いクルマ作りにつながれば良いと思っています。

佐藤忠章
毎日が長かったです。現場の負担は以前より大きかったのかなと思います。ともあれ完走出来て良かったです。

毛塚麻由美
今回はアシスタントトラックの日野ZSのドライバーを務めさせて頂きました。無事、安全にジェッダに着いて良かった。運転はとても楽しかったです。

安藤瑠美
ハイブリッドは初めての試みで最後まで完走出来るか不安でしたが、無事にゴールしたのを見てほっとしました。

近内舜
アシスタンスカーのドライバーとして安全に運行出来て良かったです。今回はメカニックさんたちの負担が大きく、また寒暖差の大きな環境の中で大変だったと思います。

日野自動車プレスリリース

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DAKAR:アル-アティヤ/ボーメル組が勝利 TOYOTA GAZOO Racingに2度目の総合優勝をもたらす

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2022年1月15日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

ダカールラリー2022レポート No.5
14日間に渡って戦いが繰り広げられたダカールラリー2022がゴールを迎え、TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)のナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組のGRダカールハイラックスT1+が優勝を果たしました。TGRにとっては初の総合優勝となった2019年大会以来3年ぶり2回目の勝利となります。また、この日の最終ステージではヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組が、今大会2度目となるステージ勝利。4台体制で今大会に挑んだTGRは、4台全車が完走。全12ステージ中、5ステージを制しました。

【ステージ12】
1月14日(金)、サウジアラビアの、紅海に臨む大都市ジェッダでダカールラリー2022がフィニッシュを迎えました。元旦にスタートが切られてから2週間、競技区間の合計4261km、移動区間も含めた総走行距離8119kmを走り抜いてきた「世界一過酷なラリー」を制したのは、TGRのアル-アティヤ/ボーメル組が駆る、GRダカールハイラックスT1+でした。

ステージ1でトップに立つと、その後は首位の座を譲ることなく2位に33分差をつけて最終ステージに臨んだアル-アティヤ/ボーメル組にとって、今大会最短である競技区間165kmのステージ12は、ナビゲーションこそ難しかったものの、大きな問題にはなりませんでした。今大会2度のステージ勝利を挙げたアル-アティヤ/ボーメル組は最終ステージをトップから約8分遅れの19位でフィニッシュしましたが、最終的には2位に27分46秒差をつけての総合優勝に輝きました。

この勝利は、アル-アティヤにとって特別なものでした。カタール人のアル-アティヤにとって、2020年から中東・サウジアラビアが舞台となったダカールラリーを制することは悲願であり、2020年、2021年大会共に優勝争いをしながらも僅差の2位と涙を飲んできましたが、今年ついにその雪辱を果たすことになったのです。そしてこの勝利は同時に、チームにとっても特別なものとなりました。今大会に向けチームは新たに、大径化されたタイヤとホイール、拡大されたサスペンションストローク、そして新型ランドクルーザー300 GR SPORTの新開発3.5リッターツインターボV6エンジンなどを採用した、GRダカールハイラックスT1+を開発しました。この勝利は、チームが「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の信念の下に、技術の限界に挑んだ結果です。

最終ステージは、ラテガン/カミングス組にとって雪辱のステージでもありました。ラテガン/カミングス組は前日のステージ11で、総合優勝を争うアル-アティヤ/ボーメル組をサポートするために彼らを待ち、ステージ争いに参加出来ませんでした。そしてフルアタックの許された最終ステージ12では、前日の順位により後方からのスタートを余儀なくされ、タイヤのパンクにも見舞われながらも猛烈な走りを見せ、今大会2度目となるステージウィンを飾りました。

ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組にとっては浮き沈みの激しい大会となりました。前半戦は表彰台圏内を争っていましたが、ステージ7でオイルパイプの破損に見舞われて無念のタイムロス。しかしそれでも彼らはステージ9での1勝を挙げ、最終的に総合トップ5で走り抜きました。最終ステージ12では、首位のラテガン/カミングス組から5分30秒遅れの12位フィニッシュとなりましたが、それでも総合5位の座を守るには十分でした。

シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン組は、今大会初めてのコンビながら、ラリーを戦っていく中で力をつけていきました。ラリー序盤戦の不運で順位は落としたものの、後半戦に入ると何度も好結果を残し、最終ステージでも着実に走り抜いて、総合15位でフィニッシュ。ヴァリアワにとっては2度目、コ・ドライバーのスタッセンにとっては初のダカール完走となりました。

今年の大会で通算44回目を迎えた「世界一過酷なラリー」ダカールラリーが初開催されたのは1978年。2007年までは主にアフリカ大陸北部が舞台として戦われてきました。2008年はテロの脅威によりイベントがキャンセルされ、翌2009年より舞台が南米へと移ると、以来10年にわたって壮大な景観と過酷な路面の中でラリーが争われてきました。2020年、ダカールラリーは初めて中東へと移り、サウジアラビアで開催。今年もサウジアラビアを舞台に、世界中から集まった冒険者達が数々のドラマを繰り広げました。

ダカールラリー2022 最終結果:
総合順位 ドライバー/コ・ドライバー(車両/チーム) 通算タイム/首位との差
1位 #201 ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 38時間33分03秒
5位 #207 ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 1時間41分48秒
15位 #233 シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 3時間55分33秒
31位 #225 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 11時間51分21秒

ダカールラリー終了後のコメント:
チーム代表 グリン・ホール:
ナッサーとマシュー、そして我々チーム全員にとっても本当に最高の勝利です。新しいGRダカールハイラックスT1+が、デビュー戦のダカールラリーで勝利でき、感激しています。この勝利を、長年にわたってTGRのダカールプロジェクトをサポートし続けてくれたヨハン・ファン・ゼイル博士(元欧州トヨタCEO:2021年7月逝去)に捧げます。今年成し遂げたこの勝利を心から誇りに思っていますし、きっと博士も喜んでくれていると思います。

ナッサー・アル-アティヤ:
ダカールでの勝利は最高の気分です! 我々は序盤からラリーをリードし、大会を通してペースをコントロールしてきましたが、それを成し遂げての勝利は格別です。TOYOTA GAZOO Racingとサポートしてくれたスポンサーの皆様に感謝します。また、この素晴らしいGRダカールハイラックスT1+を生み出してくれた、チーム代表兼テクニカルマネージャーでもあるグリン・ホールにも感謝しています。最高のダカールでしたし、本当に嬉しいです。

ジニエル・ド・ヴィリエール:
最終ステージはナビゲーションが難しいポイントが数多くあり、とても大変でした。我々が正しいルートを見つけた瞬間にステファン(ペテランセル)が追いついてきたこともありました。彼は幸運でしたが、我々は何度もルートを探すために何度も引き返さなくてはなりませんでした。最終ステージにもかかわらずそれほどナビゲーションの難しいステージでした。最終的に、我々は総合5位でフィニッシュできましたが、表彰台に届かなかったのは少し残念です。ナッサーとマシューの勝利を本当に喜んでいます。クルマは最高でしたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれました。こうしてダカールラリーを無事に完走できたことに満足しています。

ヘンク・ラテガン:
ようやくダカールを最後まで経験できました。序盤にステージ勝利を飾ることができた一方で、暗くなるまで砂漠でサポートを待つこともあり、最高の瞬間も、最悪とも思える瞬間も経験することができました。昨日のステージ11でトラブルに見舞われたのもあって、昨夜はちょっと落ち込んでいましたが、一晩寝て気持ちを切り替えました。今日の最終ステージでは多くの車両を追い抜く必要がありましたし、パンクにも見舞われました。その時には我々にとってのステージ2勝目の夢は潰えたかと思いましたが、諦めずに最後までハードに攻めた結果、最終ステージで勝利することができました。

シャミア・ヴァリアワ:
今日の最終ステージスタート前はちょっとナーバスになっていましたが、フィニッシュできて最高です。これで私にとって2度目、ダニーにとって初のダカール完走を果たせたので本当に嬉しいです。とても感激していますし、来年も戻って来たいと思います。

Toyota GAZOO Racing プレスリリース

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DAKAR:2022年ダカールラリー ステージ12最終結果

■ナッサー・アル-アティア(トヨタ)がオート部門4回目の総合優勝を飾る

ナッサー・アル-アティア (C)A.S.O.
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ヘンク・ラテガン (C)A.S.O. 拡大します

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DAKAR:アル-アティヤ/ボーメル組が2位に30分差の総合首位で最終ステージへ (トヨタ)

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2022年1月14日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

ダカールラリー2022レポート No.4
全12ステージで争われているダカールラリー2022も終盤戦。1月13日(木)にはステージ11を終え、いよいよ最終ステージを残すのみとなりました。この時点でTOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)の新型GRダカールハイラックスT1+を駆るナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組が2位に30分以上の差をつけての首位を堅守。残る3台のGRダカールハイラックスT1+も困難なラリーの中で着実に走行を続けています。

【ステージ10】
1月12日(水)のステージ10は、ワディ・アド・ダワシールからビシャへ向かう競技区間375km。峡谷の中を抜けていく山岳路が多く、砂丘は少なめですが、やはりナビゲーションの難しいコースでした。

総合首位につけるアル-アティヤ/ボーメル組は、後続とのマージンを考慮しながらペースをコントロールし、この日はステージ7位でフィニッシュ。総合2位のライバルには1分25秒詰められたものの、32分40秒の差を保っています。2019年以来となるTGRでのダカールラリー制覇に向け、アル-アティヤ/ボーメル組は、残り2ステージもこのマージンを守ることに集中することになります。

前日のステージ9で1-2-3フィニッシュを飾ったTGRは、ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ組が先頭、続いてヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組、アル-アティヤ/ボーメル組の順でステージ10のスタートを切りました。ナビゲーションの難しいコースで、TGR勢がコースを切り拓いていく役割となりましたが、序盤を引っ張ったド・ヴィリエール/マーフィ組を約100km地点でかわしたラテガン/カミングス組が、美しい峡谷の中をハイペースで走り抜け、このステージでTGR勢最上位の、首位から4分遅れの4位でフィニッシュ。

ド・ヴィリエール/マーフィ組はステージ中盤でパンクに見舞われるも、トップから11分半遅れの15位でフィニッシュ。総合では6位となりました。シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン組はステージ後半ブレーキバランスのトラブルに見舞われたため、ペースを落としステージ23位でフィニッシュしました。

【ステージ11】
13日(木)のステージ11は、ビシャを起点とするループコースで、競技区間は346km。総合首位につけるアル-アティヤ/ボーメル組はトップから6分42秒遅れのステージ7位でフィニッシュ。ライバルがペナルティを受けたこともあり、2台の差は33分19秒で最終ステージに臨むこととなりました。

前日TGR勢最上位の4位でフィニッシュしたラテガン/カミングス組は、4番手でのスタート後、3台後からスタートしたアル-アティヤ/ボーメル組を待ち、サポート体制で走行しました。しかし、ラテガン/カミングス組は途中パンクに見舞われると共に、砂丘越えでロアコントロールアームの破損に見舞われて大きくタイムロス。修復しましたが2時間ほど遅れてフィニッシュしました。

僅差での総合5位争いを繰り広げているド・ヴィリエール/マーフィ組は、前日奪われたトップ5の座を奪還すべくプッシュし、首位から5分遅れのステージ5番手タイムをマーク。総合5位に返り咲くと共に、4位との差を12分42秒まで詰めました。ヴァリアワ/スタッセン組は14分遅れの23位でフィニッシュし、総合では14位につけています。

14日(金)の最終ステージは、ビシャからゴールのジェッダへ向かいます。競技区間はこのイベント最短となる165km。しかし、その前後に約500kmもの移動区間もあり、チームはこの最終ステージも細心の注意を払い、集中してゴールを目指します。ジェッダのゴールまで走り抜くと、競技区間の合計は4261km、移動区間も含めた総走行距離は8119kmに達します。

ダカールラリー2022 ステージ11 終了時点の総合結果:
総合順位 ドライバー/コ・ドライバー(車両/チーム) 首位との差
1位 #201 ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing)
5位 #207 ジニエル・ド・ヴィリエール/デニス・マーフィ
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 1時間44分11秒
14位 #233 シャミア・ヴァリアワ/ダニー・スタッセン
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 3時間51分36秒
32位 #225 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス
(GRダカールハイラックスT1+/TOYOTA GAZOO Racing) 11時間59分14秒

ステージ11 終了時のコメント:
チーム代表 グリン・ホール:
ラリースタート前に、30分以上のマージンを持ってダカールの最終ステージに首位で臨めるチャンスをくれると言われたら、絶対にそれをつかんで離さないと思えるくらいの素晴らしい状況です。ナッサーとマシューの冷静なドライブのおかげで、このポジションにいられるのはとても嬉しいです。今日は、首位を行くナッサーとマシューのサポートのため、先にスタートしながらも、彼らを待ち追走したヘンクとブレットのチームスピリットも素晴らしかったですが、結果的に彼らにとっては厳しい一日になってしまったことは残念です。同時に、ジニエルとデニスがトップ5に返り咲き、シャミアとデニスが今週、着実な走りを続けられているのは素晴らしいことです。

ナッサー・アル-アティヤ:
今日は難しいステージでしたが、結果には満足しています。我々はセバスチャン・ローブに対し数分間を失ったのみで済み、良い位置につけています。明日は短いステージですが、このペースを守り続けるのが、ダカールで勝つために最も重要なことです。毎日素晴らしい車両を用意してくれているチームを信頼しているので、今日のステージをスタートするときも心配はありませんでした。我々のハイラックスもタイヤも素晴らしい働きをしてくれています。明日のジェッダでのフィニッシュが楽しみです。

ジニエル・ド・ヴィリエール:
今日はとてもタフなステージでした。多くの砂丘越えで、多分これまでで一番厳しかったかも知れません。幾つかは非常に柔らかかったり、途中に小さめの砂丘があったりと、本当に苦労しました。しかし全体的に見れば良い走りができました。スタートポジションの関係でダストに苦しんだことを考えればステージ5位は悪くないですし、おかげで総合5位へとひとつポジションを上げることができました。表彰台を逃すことになるのは残念ですが、途中タイムをロスした私にとっては、これが精一杯でした。最も重要なのはナッサーが首位を守っていることであり、それがチームにとって一番です。

ヘンク・ラテガン:
我々にとって厳しい一日になってしまいました。とても残念です。今朝は4番手でスタートを切りましたが、すぐに停まってナッサーがくるのを待ち、彼を追って走りました。彼の巻き上げるダストでナビゲートが難しく、タイムも失いました。その後、幾つかの大きな砂丘にさしかかり、そのうちのひとつを乗り越えようとしたとき、我々はロアコントロールアームを破損しました。その時にホイールへ続くブレーキラインも壊れ、それらを修復しなくてはなりませんでした。スペアのコントロールアームは持っていましたが、オリジナルのパーツほどの強度はないため、残りは安全なペースで走らざるを得ませんでした。

シャミア・ヴァリアワ:
ここまで11ステージを戦ってきましたが、今日が我々にとって最も大変な一日だったかも知れません。半分くらいはひたすら続く砂丘越えで、本当に大変でした。しかし、明日の最終ステージは楽しみにしています。とはいえ、残り165kmで何が起こるか分かりませんし、気を引き締めていかなくてはなりません。ダカールはフィニッシュするまでがダカールですので、最後まで頑張ります。

Toyota GAZOO Racing プレスリリース

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DAKAR:ステージ11:ATのトラブル発生で無念のSS離脱 変速機を交換して競技を続行。明日はジェッダの最終ゴールに向かう (日野自動車)

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2022年1月14日
No. PD22-11

 12日の競技中に電気系の不具合に見舞われた日野チームスガワラのHINO600シリーズはメカニックによってトラブルを修復され、13日、ステージ11の競技に臨んだ。この日はビーシャを基点とするループコースで345.64㎞のSS(競技区間)が行われたが、HINO600シリーズはSSスタートから30㎞地点でオートマチックトランスミッションの不具合によりストップ。その後なんとか低速で移動出来る状態になったため、ループをショートカットしてSSのゴールに直接向かい、ビーシャのビバークに帰着した。
 ビバークでは待ち受けていたメカニックたちが早速トランスミッションの交換作業を開始。この日は競技スタートを切ったものの全てのチェックポイントとウェイポイント(コース上で通過を義務付けられているGPSポイント)をパスしてゴールしたため、大量のペナルティタイムが課される見通しだ。これにより累積順位の後退が予想されるが、日野チームは初めてハイブリッドシステムを搭載したラリートラックの走行データを可能な限り収集するべく、明日14日の競技に参加してジェッダのゴールを目指す。ダカール2022の最終日となる14日にはビーシャ~ジェッダ間で164㎞のSSが予定されている。

菅原照仁
SSを10~20㎞走ったところでシフトダウンをしようとすると2段いっぺんに落ちるようになり、その後トルクが伝わらなくなってストップ。どうしようもなくSSのショートカットを決めました。前日のトラブルで遅れた時間をなんとか挽回したいと思っていたのですが、今回は難しそう。しっかり走ってジェッダのゴールを目指します。

染宮弘和
止まった場所が一般道に近かったので上手くショートカット出来ました。今日は排気管でお尻が熱くなる前に終わってしまい、残念です。

望月裕司
殆ど前兆がないまま突然動けなくなるトラブルが発生しました。がっくりした一方で、明日は絶対完走させてやるという気持ちになりました。

日野自動車プレスリリース

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2022年1月14日 (金)

DAKAR:2022年ダカールラリー ステージ11結果

カルロス・サインツ (C)A.S.O.
拡大します
セバスチャン・ロウブ (C)A.S.O. 拡大します

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